真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.03.21 13:47

JRA「最強の1勝馬」エタリオウ「馬名の意味」と勝てない理由……デムーロと友道調教師の「見解」の違い
編集部
競馬では集中力の持続も大切だが、特に長丁場では息を入れることも重要だ。とはいえ直線で先頭に立ってから息を入れるとは、さすがM.デムーロ騎手。普通の騎手ではとてもできないことを簡単にやってのける。そして、フィエールマンに半馬身くらい先に出られた後、エタリオウは伸び返してハナ差まで詰め寄った。最後の叩き合いでは抜群の集中力を発揮したと言える。勝負弱い馬と見る必要はない。
ところで”エタリオウ”という馬名の意味を知っているだろうか。「王の座を得た」という意味ではない。競馬評論家の井崎脩五郎氏は産経新聞の”おもしろ競馬学”で「(かつては)映画でもテレビでも、時代劇で『得たりおう』をよく耳にした。大辞林にも次のような解説が出ている。得たりおう(あるいは得たりやおう)=自分に都合よくことが運んだり、承知のうえで物事を受けとめるときに勇んで発する語」と書いていた。”おう”は”Oh!”だ。つまり”得たりOh!”で”やったぜ!””よっしゃ!”ということ。

この日経賞でエタリオウは自らの脚力で勝利をつかみ”得たりOh!”といななく必要がある。その瞬間、馬主のGリビエール・レーシングも”得たりOh!”と大喜びできる。Gリビエール・レーシングはクラブ法人ではない。里見治氏のサトミホースカンパニーのような法人馬主名義。馬主歴10年足らずの森岡幸人氏がオーナーだ。ジェネラーレウーノのオーナーでもあり、金子真人氏と同様”持ってる”オーナーとして覚えておいた方がいいかもしれない。
最終追い切りは栗東・坂路で4F53秒4-1F12秒7。力強く動いていた。友道調教師は「最後まで気を抜かずにしっかり走れていた」とコメント。菊花賞から約5カ月、一段と成長した走りを見せてくれるだろう。
PICK UP
Ranking
5:30更新東京ダービー(S1)JRA勢「大侵略」にTCKが対応策! 物議醸した「バルダッサーレ方式」アウトも根本的解決とは言えず……
「存在自体が奇跡」常識外の”近親交配”で生まれた怪物・エルコンドルパサーの強さと「伝説のG2」
JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
- 2017年クラシックに「ハーツクライ時代」到来!宿敵ディープインパクトを破り、春のクラシックに「魂の叫び」が響き渡るか
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- モットーは「安くて走る馬」で有名な大物馬主が爆買い!? 高額落札2頭に計1億円オーバーの「奮発」した背景
- JRA「年度代表馬」史上最大のねじれ決着!? スペシャルウィーク白井元調教師らが”怒りの声”を上げたJRA賞の舞台裏
- JRA「勝てない騎手」が名門・池江泰寿厩舎所属で大出世!? 裏には競馬界の現状と「救いの手」が……
- 京王杯SC(G2)の危険な人気馬!? 関係者が明かした「復活が期待される4頭」で大勝負!!