NHKマイルC(G1)「先行総崩れ」なら豪脚ヴィッテルスバッハに「大仕事」の予感!?「間違いなく東京向き」舞台替わり大歓迎!
5日のNHKマイルC(G1)は東京競馬場で行われるが、その広く長い直線を待ちわびているのがトライアルのニュージーランドT(G2)で豪脚を見せたヴィッテルスバッハ(牡3歳、美浦・池上昌和厩舎)だ。
前走のニュージーランドTでは前半の800mが48.2秒というスローペース。実際に逃げたワイドファラオが1着、2番手のメイショウショウブが2着と、ほぼ最後方にいたヴィッテルスバッハには絶望的な展開だったが、最後の直線で目の覚めるような末脚で3着まで追い上げた。
記録した上がり3ハロン33.3秒は断トツの上がり最速。鞍上の戸崎圭太騎手も「ペースが遅い中で、すごい脚を使ってくれました」と本馬の切れに改めて惚れ込んでいる。
その点、今回はワイドファラオに加えて、アーリントンC(G3)を逃げ切ったイベリス、プールヴィルも桜花賞(G1)でハナを切った存在。最有力候補のグランアレグリアやアドマイヤマーズも前に行きたい馬であり、ペースが上がる要素が詰まっている。
末脚勝負に懸けたいヴィッテルスバッハにとってはおあつらえ向きの流れになりそうだが、それ以上に中山から東京に替わるのが「大きい」という。