JRA・M.デムーロ「危ない!」決死の奮闘で好感度アップ!? ヴィクトリアマイル(G1)最下位惨敗も「見せ場」は7レースの捕縛劇?
12日に東京競馬場で行われたヴィクトリアマイル(G1)は、D.レーン騎手のノームコアが日本レコードで優勝。一方、先週のNHKマイルC(G1)を勝って、勢いに乗りたかったM.デムーロ騎手のカンタービレは最下位という残念な結果に終わった。
しかしこの日、イタリア人騎手の”見せ場”は7Rにあったようだ。
東京7R(1000万下)で圧倒的な1番人気のモズダディーに騎乗予定だったデムーロ騎手だが、あろうことか本馬場入場の際に落馬……モズダディーが放馬となり、場内を走り回るアクシデントがあった。
乗り手がいなくなったことで、気持ち良さそうにコース内を快走するモズダディー。こうなっては、騎手は係員が捕まえるのを待つ他ないが、デムーロ騎手はタダでは諦めなかった。
コースの内側から最後の直線のゴール前辺りまで移動すると、ラチを頼って回ってくるモズダディーを”待ち伏せ”。本馬が近付いてきたところで、コース内に入ると正面に立って両手広げながら、なんとか”暴走”を止めようとする。
しかし、デムーロ騎手の努力の甲斐もなく、まったく減速することなく突進してくるモズダディー。見守っていた観客からは「危ない!」という声も……。これには手足を大きく動かしながらアピールしていたデムーロ騎手も、諦めて見送る他なかったようだ。