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JRA宝塚記念(G1)リスグラシュー「2番手」の”予兆”あった? D.レーン「この位置で大丈夫」豪州の若き天才たる所以の「洞察力」

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 まさにリスグラシューを前に行かせたレーン騎手の神騎乗が光ったレース。いいスタートが切れたことが2番手で運べた最大の要因には違いないが、その”布石”は宝塚記念を迎えるまでにあったという。

「この日の7Rは宝塚記念と同じ芝の2200mで行われましたが、レーン騎手のクリデュクールが好位から抜け出して、1番人気アールスターに2馬身半差をつけて快勝しています。

これで”本番”に向けていいイメージを持ったのは間違いないでしょうし、時計が掛かって全体的に前が止まりにくい、今日の阪神の馬場傾向を掴んだのではないでしょうか。これだけを見ても非常にクレバーな騎手だと思いますね」(別の記者)

 実際に、この日のレーン騎手が宝塚記念までに「芝」で騎乗したのは、この7Rのみ。馬場傾向を掴む参考になったのは間違いないだろう。様々な競馬場で結果を残し「豪州の若き天才」と呼ばれる才能の一端を示した格好だ。

「ただ参加するだけではなく、たくさんの素晴らしいファンの前で乗れて感謝しています」

 今週7勝を積み上げ、通算37勝は関東リーディングで4位にあたる成績。4月27日のわずか2カ月で重賞は宝塚記念とヴィクトリアマイル(G1)を合わせて6勝。これは短期免許期間内の最多重賞勝利だ。

「アリガトウ! マタ来マス!」

 最後に日本語でそう締めくくったレーン騎手。令和最初の上半期に「豪州の若き天才」が強烈なインパクトを残した。

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