コパノリッキーが米国遠征断念……国内で真の「最強ダートホース」を証明!?
今年のかしわ記念、帝王賞を制するなどG1競走7勝のコパノリッキーが、秋に予定していた米国遠征を断念することが分かった。
現役最強クラスのダートホースとして、ブリーダーズカップに挑戦を表明していたコパノリッキーだが、圧勝した帝王賞の疲れと夏負け気味の体調を考慮し、国内専念を決定した。
今後は10月のマイルCS南部杯、JBCクラシックを経てチャンピオンズCとG1級競走3連戦を予定する同馬。身上である逃げをマイペースに繰り出すことができれば、3連勝を飾る可能性も大いにあるだろう。
ただ、復帰第1戦である岩手のマイルCS南部杯では、主戦騎手である武豊騎手が同日に京都競馬場で行われる京都大賞典にキタサンブラックに騎乗することがすでに決定している。そのため、同レースでは10戦ぶりに田辺裕信騎手が手綱を取ることとなった。
田辺騎手といえば、2年前のフェブラリーSで最低人気ながら同馬を初のG1勝利に導いている。田辺騎手としてもそのレースがG1初勝利とあって、思い出部深いコンビであることは間違いない。
アメリカでの夢はなくなったが、秋は国内で改めて「最強ダートホース」証明に向かうコパノリッキー。ノンコノユメや強力3歳勢を迎え撃つ王者の戦いに注目だ。