真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.07.23 14:23

世界最強エネイブルを「最も追い詰めた馬」死亡……世界最高クラスの末脚有したが
編集部

7月22日、昨年の凱旋門賞(仏G1)でエネイブルに次いで2着と好走したシーオブクラス(牝4歳、英・W・ハガス厩舎)が疝痛のため死亡したと現地メディアが報じた。
凱旋門賞などG1競走6連勝を達成したシーザスターズ産駒のシーオブクラス。デビュー戦こそ2着に終わったものの、その後は愛オークス、ヨークシャーオークスなどG1競走も含む4連勝を達成。満を持して凱旋門賞へ挑戦した。
凱旋門賞では好位で進むエネイブルとは対象的に、シーオブクラスは最後方に控えた。最後の直線で馬群の真ん中を割って猛然と進出すると、抜け出していたエネイブルに肉薄。わずかクビ差届かず2着に終わったものの、世界最強女王を追い詰めた走りは多くの人にインパクトを残した。
その後、休養に入ったシーオブクラスは今年、プリンスオブウェールズステークス(G1)で始動。日本からはディアドラ、さらにブリーダーズカップターフ(G1)で2着、今年のタタソールズゴールドカップ(G1)を勝ったマジカル、G1競走で2着を3回経験しているクリスタルオーシャンら好メンバーが集結した1戦でも上位進出を期待されていた。
だが、あいにくの悪天候で稍重の馬場で行われたこともあり、爆発的な末脚が不発。まさかの5着に終わり、主戦のJ.ドイル騎手は「彼女はこのような重い馬場を好まない」と語り、また管理するハガス師も「彼女をこのようなひどい天候と馬場にさらしてしまいました。出走させたのはミスだった」と悔やんでいた。
PICK UP
Ranking
5:30更新JRA「謎の主取り」ディープインパクト産駒「大盛況」も唯一の敗者……セレクトセール「平均2億円」ディープ特需に埋もれた“13番目の男”とは
JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- キタサンブラック産駒を超高価格で落札「謎の購買者」が2年連続で話題に? 昨年の落札馬は「有名オーナー」の名義に
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
- JRA「6億円」の衝撃から3年、まさかの「名義変更」から2カ月。アドマイヤが“北の大地”で存在感を示す!
- JRAも「G1同日開催」を増やすべき? 香港春競馬「大変革」に日本競馬の進化を求める声も……