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武豊「ダートで好調の年」相棒グリムも勝利濃厚か?

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※画像:グリム/『競馬つらつら』より

 8月11日、札幌競馬場で開催されるエルムS(G3、ダート1700メートル)。今年も秋のダートG1戦線で上位を狙う素質馬が顔を揃えた。そこで期待を集めているのが重賞4勝をあげ、さらなる飛躍を誓うグリム(牡4歳、栗東・野中賢二厩舎)だ。

 今年の始動戦である名古屋大賞典(G3)を危なげない走りで勝利するも、アンタレスS(G3)では2着と遅れをとった。だが前走のマーキュリーC(G3)では好位追走から、直線で早目に先頭に立つと、そのまま押し切って快勝。鞍上を務めた武豊騎手に40代最後の重賞勝利をプレゼントしている。

 武豊騎手はレース後、自身の公式サイトで「想像した通り、『40代最後の』を何度も強調されましたが、勝ち星で飾れれば気持ちがいいものです。グリムの頑張りに感謝です。」と感謝の言葉を綴っていた。

「武豊騎手は今年、フェブラリーS(G1)を勝ったインティ、ドバイのゴールデンシャヒーン(G1)2着のマテラスカイ。そしてこのグリムとダート路線のお手馬が豊富。さらにそれぞれ適性距離も違うため、武豊騎手が秋のダートG1戦線を席巻する可能性すらありました。

 ところがインティは、1番人気の帝王賞(G1)で6着。さらにマテラスカイもプロキオンスS(G3)で1番人気ながら5着と、人気を裏切る結果に終わっています。グリムも今回、1番人気が予想されていますが、ここで悪い流れを断ち切って、秋以降の巻き返しのきっかけにしてもらいたいですね」(競馬誌ライター)

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