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まさに「神ってる」!重賞9連続連対とJRA新記録継続中も「夏の王者」戸崎圭太騎手の最大の懸念は同じ地方出身の「あの騎手」の凋落ぶりか

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 世界的にも実績のあるルメール騎手やM.デムーロ騎手を相手に達成するのは至難の業だが、この夏の勢いを持続すれば可能性が高まってくるだけに、大きく注目されるところだ。

 だが、その上でひとつだけ気になることがある。

 まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの戸崎騎手は、今回の活躍もあってここまで重賞11勝。もちろん単独トップの数字だ。しかし、昨年の秋競馬開幕時点で、この記録を上回る重賞13勝を上げている騎手がいた。

 ここ丸々1年間、重賞勝ちがない岩田康誠騎手である。

 昨年の9月6日、シュウジで小倉2歳S(G3)を制した時の岩田騎手も、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。夏競馬だけで、今年の戸崎騎手を上回る重賞7勝の固め打ち。圧倒的な勝負強さで向かうところ敵なしだったのだが、まさかこれが最後の重賞勝利になるとは誰が予想しただろうか……。

 その後、ことごとく人気馬で重賞を落とし続け、今年になってからは次々にお手馬を失って騎乗馬の質まで下がってきている岩田騎手。絶好調時の強引な騎乗スタイルが問題視されたというウワサもあるが、戸崎騎手と同じ地方競馬出身の名手だけにどうしても気になってしまう。

「戸崎騎手は警告の少ない騎乗スタイルも然ることながら、常に気配りのできる人柄を高く評価している関係者も多い人格者だけに、強引な騎乗や強気な発言が目立った岩田騎手の二の舞にはならないと思いますよ。しかし、確かに昨年の岩田騎手も凋落の気配などまったくなかっただけに、可能性がゼロというつもりはありません。怪我も多く、常に弱肉強食が繰り返されている厳しい世界ですから、良績を継続することだけでも大変です」(同)

 先述した岩田騎手だけでなく、一時は栄華を極めた武豊騎手でさえ、怪我を機にスランプに陥ったことのある騎手の世界。成績が自分自身のパフォーマンスだけでなく、騎乗馬に大きく左右される世界だけに、絶好調の戸崎騎手でさえ決して安泰ではないということか。

 いずれにせよ、今は「重賞は戸崎から買えば勝てる」という状況。今週のセントライト記念(G2)で騎乗するゼーヴィントにも”戸崎人気”が集まることは間違いないが、果たして皐月賞馬ディーマジェスティ相手にどこまでやれるのか、絶好調騎手の腕の見せ所だ。

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