真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.07.21 17:04
武豊以来の「大記録」が射程圏内の戸崎圭太。ルメール・デムーロすら置き去りにする「最大の武器」とは……?
文=高杉晋太郎
初夏の時点で早くも今季100勝を達成。全国リーディングのトップをひた走る、戸崎圭太騎手の勢いが止まらない。
7月2週目での大台達成は史上5番目のスピード記録。何よりもC.ルメール、M.デムーロを抑えてトップで達成したという点は高く評価できる。このままのペースで行けば、レジェンド武豊騎手しか成し得ていない【200勝到達】という大記録を打ち出す可能性も十分ある訳だが……。
そんな戸崎騎手の快進撃を支える”要素”とは何なのだろうか?
地方時代は4度全国リーディングに輝いた実績を持ち、中央へ移籍後も2014年から2年連続で全国リーディングを獲得している同騎手。彼の実力は今さら申し上げるまでもない。
ただ【戸崎圭太】という男の快進撃を語る上で、無視する事ができない事実がある。彼の成績を紐解いた時、現在の飛躍へ直結する”確かな要素”が見え隠れしてくるのだ。
JRA騎手として1年を通して参戦した2014年から現在に至るまでの成績を見ると、数では『サンデー』・『キャロット』などの社台(ノーザン)系が多いものの、むしろ回収率ベースで見れば『ラフィアン』・『ノルマンディー』・『ウイン』の方が優勢であり、社台グループに次いで大きな規模を持つ、岡田一族所有馬への騎乗機会も多い事が見て取れる。
さらには、オーナーブリーダーとして確固たる地位を築いている『ノースヒルズ(前田一族)』『島川隆哉氏』『H.H.シェイク・モハメド氏』なども同様で、非社台グループの有力馬へ騎乗する機会が増えているのは一目瞭然だろう。
PICK UP
Ranking
5:30更新- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
- 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
- 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
- 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
- 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
- 【NHKマイルC】父は名マイラー、母もマイルG1馬の「黄金血統」、前走惨敗で評価急落も…注意しておきたい激走候補2頭
- 【NHKマイルC】ファンの興味は「15番枠」が1番人気?固唾をのんで待つ運命の枠順発表…ただの偶然で済まされない「幸運」を手にするのはどの馬か
関連記事
【G1回顧・ジャパンダートダービー】「うれしい驚き」3歳ダート王決定戦は4番人気キョウエイギアが4馬身差の圧勝!矢作調教師は悲願の地元大井のG1初制覇
骨折のルメール騎手、経過は良好! 「宝塚記念復帰」熱望で、リーディング首位争いは激化の一途!?
ストレイトガールで連覇達成! 2年連続トップ騎手・戸崎圭太のハイレベルリーディング争いと「天然キャラクター」
「本当に、もう終わってしまったのか」ヴィクトリアマイル(G1)に出走するストレイトガール、レッツゴードンキ、メイショウマンボの「現状」と復活への「期待度」(1)
「身勝手なサラブレッド殺害」はアメリカでも? サンデーサイレンス最大のライバルを輩出した名種牡馬アリダーの悲運すぎる結末