JRA戸崎圭太離脱でクロコスミア「3度目の正直」に暗雲……「経験者」騎乗不可の実情

リピーターが多いことでも知られるエリザベス女王杯(G1)が、10日に京都競馬場で開催される。その1戦で、今年も昨年同様の激走を期待されているのが、クロコスミア(牝6歳、栗東・西浦勝一厩舎)だ。
一昨年前は前哨戦にあたる府中牝馬S(G2)で逃げ切り勝ちを収めると、和田竜二騎手を背にエリザベス女王杯へ。9番人気と期待薄だったが、クインズミラーグロを見る形で進むと、最後の直線で先頭へ。結局、外から脚を伸ばしたモズカッチャンに交わされてタイム差ナシの2着に終わったが、3連単127,540円と波乱の立役者となった。
翌年も陣営は、昨年同様に府中牝馬Sを経て、エリザベス女王杯へ向かうローテを選択。府中牝馬Sでは2番手で進むも粘りを欠いて5着。この敗戦も影響したのか、エリザベス女王杯では前年2着にもかかわらず、またしても9番人気と下位人気だった。だが、その年は岩田康誠騎手とともに果敢にハナを奪うと、最後の直線で粘りを見せる。そのまま押し切るかと思いきや、今度は中団から伸びてきたリスグラシューに刺されてタイム差ナシの2着。2年連続して、クビ差で勝利を逃していた。
「エリザベス女王杯はこのクロコスミアをはじめ、一昨年の覇者モズカッチャンがその翌年も3着と好走。ミッキークイーンは16年、17年の2連続3着、ヌーヴォレコルトは14年と15年でともに2着、さらにスノーフェアリーは2連覇を達成するなど、前年に結果を残した馬が上位進出することも多いレースとして知られています。
またこのコースは展開次第では前に出た2頭がそのまま1・2着になることも多いですからね。前で競馬ができて、さらに2年連続で2着に入っているのだから、クロコスミアに熱視線が送られるのも当然です」(競馬誌ライター)
相性の良いレースで3度目の正直を狙うクロコスミア陣営。だが、今年は大切な1戦を前に主戦騎手を失うというアクシデントに直面している。
「今年のヴィクトリアマイルから鞍上を務め、同レースでクロコスミアを3着に導くなどしてみせた戸崎圭太騎手が、4日のJBCレディスクラシックで落馬。右ひじ開放骨折の疑いもあり、長期離脱もささやかれています。
まだ代打を誰が務めるのかもアナウンスされていませんが、陣営としても大舞台な上に日がないため、テン乗りではなく、騎乗経験がある騎手がいいと考えるはず。ただ岩田康誠騎手は府中牝馬Sを勝ったスカーレットカラーでの挑戦が有力視され、和田竜二騎手も同日に開催される福島記念でメートルダールに騎乗すると見られています。他の有力騎手もすでに鞍上が決まっているでしょうし、どうなることやら……」(競馬記者)
クロコスミアは今年もリピーターとなることができるのだろうか?
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