JRA【ジャパンC(G1)展望】本命ワグネリアンが川田将雅と新コンビ! レイデオロ×ビュイック、スワーヴリチャード×マーフィー今年は「騎手」の世界戦!
この舞台なら、先輩レイデオロ(牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)に一日の長がある。
ワグネリアンが昨年なら、こちらは一昨年のダービー馬。昨年には天皇賞・秋(G1)で2つ目のG1タイトルをゲットしており、東京適性は現役トップクラスだ。陣営もそこは織り込み済みで「東京はいい」と自信。今年は勝利から遠ざかっているが、「この時期は調子がいいみたい」と寒くなるにつれての上昇カーブを思い描いている。W.ビュイック騎手との新コンビも期待だ。
東京適性なら、こちらも負けていないのがスワーヴリチャード(牡5歳、栗東・庄野靖志厩舎)だ。
G1勝ちこそ、阪神の大阪杯(G1)だが、東京では重賞2勝。一昨年の日本ダービー(G1)ではレイデオロとのワン・ツーを飾った間柄だ。最大の注目は、やはりO.マーフィー騎手との新コンビだろう。1週前追い切りでは併せ馬を9馬身もぶっちぎり「すごくいい状態だと確認できた」と自信を深めている。英リーディング騎手との融合で、昨年3着からの前進を狙う。
3歳世代を背負って挑戦するカレンブーケドール(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)は、53kgの斤量面が魅力だ。
重賞勝ちこそまだないが、オークス(G1)、秋華賞(G1)で連続2着とG1級の力を秘めているカレンブーケドール。今回は一気のメンバー強化となるが、古馬に対して53kgの斤量は魅力。国枝調教師も「斤量差から古馬相手でも、ひょっとしたら」と色気を持っており、混戦に強いタイプだけに地力勝負に持ち込みたい。
他にも一昨年のジャパンCの覇者シュヴァルグラン、アルゼンチン共和国杯(G2)勝ちで勢いに乗るムイトオブリガード、現役最強の1勝馬エタリオウ、目黒記念(G2)勝ちのルックトゥワイスなども、このメンバーならワンチャンスありそうだ。
史上初の「外国馬ゼロ」と、ある意味「記録」に残る2019年ジャパンCを勝つのはどの馬か。大混戦の発走は24日(日)の15時40分が予定されている。
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