米国三冠馬の仔カフェファラオ「10馬身差」圧勝デビュー! 朝日杯FS「大本命」サリオスの堀厩舎からダートも超大物登場!
朝日杯フューチュリティS(G1)に、大本命サリオスを送り出す堀宣行厩舎から、また1頭「超大物」が出現した。
14日に中山競馬場で行われた2歳新馬戦。
単勝2.0倍の1番人気に推されたカフェファラオ(牡2歳、美浦・堀宣行厩舎)は、好スタートからハナに立ち、レースの主導権を掌握。3コーナーから後続のライバルたちが並び掛けようとするが、手応えが圧倒的に違った。
最後の直線入り口で鞍上のR.ムーア騎手がわずかに促すと、あっという間に後続へ5馬身ほどの差をつけたカフェファラオ。あとは完全なワンサイドゲームとなり、最後は2着に10馬身差をつけて初陣を飾った。
「強いレースでした。2着との着差10馬身も然ることながら、3着馬には約19馬身差。今日のメンバーでは1頭だけ次元が違う存在でしたね。スピードの違いでハナに立ちましたが、気性面にも大きな問題はなさそうで、逃げ以外の競馬にも対応できそうです。これは先々が楽しみな存在ですね」(競馬記者)
レース後、ムーア騎手も「今日は全部スムーズに行った」とご満悦の様子。「いい血統だし、いい馬。賢いし言うことない」とカフェファラオを手放しで絶賛している。
「カフェファラオの父は2015年の米国三冠馬アメリカンファラオ。日本にとってはマル外の新種牡馬として注目されていますが、ここまで7頭がデビューして5頭が勝ち上がりと期待通りの活躍を見せています。産駒の活躍はダートが中心になりそうですが、今後ますます評価が高まっていくことは間違いないでしょう」(同)
「距離はマイルから2000mくらいまでいける」
そうカフェファラオの今後の展望を語ったムーア騎手。ダート界に現れた超大物が、まずは同厩の芝のエース・サリオスの朝日杯FSに華を添えた格好となった。