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「まだ全体的に緩い」エアスピネルの全弟エアウィンザーの敗戦に落胆する武豊騎手『JRA全G1完全制覇』の夢が「今年がラストチャンス」と言われる理由とは

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 その上で何よりもエアウィンザーの敗戦で残念なのは、今年の朝日杯フューチュリティSが武豊騎手にとって『JRA全G1完全制覇』の「ラストチャンス」と言われていることだ。

 今年でデビュー30周年を迎え、すでに47歳という武豊騎手の年齢も然ることながら、そんな中で出会ったエアウィンザーという大器。そして、何よりも今年が「ラストチャンス」と言われる所以は、来年から大阪杯が新たにG1に昇格することだ。

 従って、今年の朝日杯フューチュリティSを勝つことができれば文句なしの『JRA全G1完全制覇』となることは間違いない。だが、翌年以降にずれ込むと「大阪杯」という記録達成のための新たなターゲットが出現するということだ。

 無論、武豊騎手には現在、今年の大阪杯2着のキタサンブラックという強力なパートナーが控えており、来春の大阪杯を勝つことも十分に想定できる。しかし、それが競馬である以上、当然ながら絶対ではない。

 さらにJRAは年末の2歳重賞ホープフルSのG1格上げも検討段階に入っており、時が経つほど競馬史の中でも「おそらく武豊騎手以外は達成不可能」とまで言われている『JRA全G1完全制覇』の実現に暗雲が立ち込めることは間違いないだろう。

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