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【緊急企画】「千載一遇のチャンス」マカヒキが14着大敗……凱旋門賞で「何」があったのか。今年の日本ダービー馬は「本当に弱いのか」徹底検証

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記者:ともに2枠3番からのスタートですし、差し馬のマカヒキなら自然とそうなりますね。

下田:ですが、直近のニエル賞ではわずか5頭しかいなかった上に、マカヒキが100%の仕上がりではなかった。陣営の話によると70%程度。当然ながら精神面も70%に近い状態だったということです。

記者:なるほど。つまりマカヒキは70%程度であれば折り合いの不安は小さいが、100%に近い仕上がりの場合は、馬を前に置かないと折り合うのが難しいと。

下田:マカヒキは基本的には利口な馬だと思いますが、その弱点が証明されたのが今回の凱旋門賞だったのではないでしょうか。そうでなければ、いくら外を回らされても14着は負け過ぎだと思います。

記者:実際にマカヒキと近い位置にいたポストポンドは、外から5着まで来ています。折り合いさえついていれば、マカヒキにもあのくらいの競馬ができる可能性があったということでしょうか。

下田:いえ。正直、あの展開で5着まで追い上げたポストポンドは強いです。おそらく現時点では、マカヒキよりも1枚上手でしょう。あの馬を負かすには、それこそ上位に来た馬たちのようにインコースの前目に位置していないと難しかったでしょうね。

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