真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.10.03 18:04

凱旋門賞で見えた「世界の頂」の力 表彰台独占の厩舎と世界最強騎手の「技」
編集部

2日の凱旋門賞(仏・G1)は、アイルランドのファウンド(牝4)が最後の直線、中団前目のインコースを一気に抜け出し、同じくアイルランドの2着ハイランドリール(牡4)と大きな差をつけて優勝。3着にもアイルランドのオーダーオブセントジョージ(牡4)が絡むなど、アイルランド勢が上位を独占する、フランス勢優位の同レースではやや珍しい結果となった。
さらに、この上位3頭はすべてエイダン・オブライエン厩舎所属という史上初の快挙なのだから驚きだ。オブライエン厩舎といえば、ゴドルフィンのサイード・ビン・スルールと並ぶ現代競馬世界最高の調教師であり、これまでもガリレオ筆頭にロックオブジブラルタル、ジャイアンツコーズウェイ、ディラントーマスにセントニコラスアビーなどなど、歴代の名馬を多数輩出したまさに名伯楽である。
オブライエン厩舎の実力も驚くが、今回の凱旋門賞においては改めて「騎手」の力を痛感したレースだった。
ファウンドに騎乗したR.ムーア騎手は、最近では日本でもお馴染みの英国騎手。日本でも短期免許ながらG1レースを数々制しており、その手腕には武豊騎手も「尊敬」の念を抱くと口にするほどだ。凱旋門賞でも、馬場を見極めベストなポジションから抜け出しを図り、見事に勝利を収めた。
PICK UP
Ranking
23:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
関連記事
【緊急企画】「千載一遇のチャンス」マカヒキが14着大敗……凱旋門賞で「何」があったのか。今年の日本ダービー馬は「本当に弱いのか」徹底検証
スプリンターズS「大本命惨敗」福永祐一騎手の「不運」はまだ終わらない? 凱旋門賞特番ゲスト出演で「気まずさ」は大丈夫か
凱旋門賞の記憶~2012・2013オルフェーヴル~ 果敢なる2度の挑戦。勝利を確信した1年目、欧州の力に屈した2年目
2016凱旋門賞特集~馬券の買い方・出走馬・推奨予想・放送予定など総まとめ~
凱旋門賞の枠順決定!試練の「14番」となったマカヒキの「光明」は昨年の勝ち馬!? 「凱旋門賞未勝利」のC.ルメールは世界No.1騎手L.デットーリを超えられるか