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「地味キャラ」脱却に向け関東の名手・田辺裕信騎手が迎える「勝負の週末」。劇的知名度アップへ、この秋は「逃げに逃げまくる」!?

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kopanorikki-.jpgコパノリッキー「JBISサーチ公式サイトより」より

 関東の名手・田辺裕信騎手にとって、「地味キャラ」のイメージ脱却に向けて「勝負の週末」がやってこようとしている。

 これまでJRAのG1を2勝、重賞に至っては20勝を超える、紛れもない関東のトップジョッキーの一人となる田辺騎手。しかし、武豊騎手や福永祐一騎手が在籍する関西に比べて「地味」といわれる関東の騎手の中でも、とりわけ地味な存在だ。

 今年6月にはマイル王モーリスを破って安田記念(G1)を制覇するなど、存在感を発揮した田辺騎手だが、月日は流れ10月になるとその存在もすっかりファンから忘れられている。

 実際に全国リーディング7位、関東3位と活躍しているのだが、未だトップジョッキーというよりは「中堅」のイメージが抜けないのは何故なのか……。いや、あまりにも地味すぎて今年の32歳になった男に向かって、未だ「若手」と呼ぶファンも多い。

 しかし、今週はそんな田辺騎手にとって極めて重要なレースが控えている。

 まずは9日(日)の毎日王冠(G2)。春に安田記念を制したロゴタイプとのコンビで迎える一戦だ。賞金的に問題のない馬だけに、前哨戦のここはそれほど結果に拘る必要もなさそうだが、田辺騎手にとっては貴重なG1ホースのお手馬。万が一、ここで無様な競馬を見せようものなら、あっさり乗り替わりということも考えられる。

 実際に田辺騎手がロゴタイプの手綱をとり始めたのは今年になってからで、それまでは浜中俊騎手や皐月賞を勝たせたM.デムーロ騎手、福永騎手など錚々たる一流騎手が騎乗している。もしも敗戦が重なって田辺騎手の信頼が揺らぎ、彼らが乗りたいと申し出れば、田辺騎手に抗う術はほぼないだろう。

 大阪杯を勝ったアンビシャスや、牡馬顔負けの走りをする女傑ルージュバックなど強敵も多いが、出走馬唯一のG1馬の貫録を見せられるか。

 そして、ある意味でロゴタイプよりも重要なのが10日(月)に盛岡競馬場で開催される南部杯(G1)のコパノリッキーだ。

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