GJ > 競馬ニュース > 【G1回顧・安田記念】
NEW

【G1回顧・安田記念】モーリス敗れる! 職人田辺裕信の『信頼』と『技』が光った府中のマイル決戦は、古豪ロゴタイプが復活勝利!!

【この記事のキーワード】, ,
rogotaipu.jpgロゴタイプ(JBISサーチ公式サイトより)

 田辺裕信騎手とロゴタイプの渾身の「逃げ」が、世界のマイル王をねじ伏せた。

 5日に行われた第66回安田記念(G1)。7連勝の快進撃を続ける絶対王者モーリスの走りに誰もが注目していたが、レースを制したのは6歳の古豪ロゴタイプだった。

「躊躇なく行った。着を拾うのではなく、勝つにはどうすればいいかを考えていた」

 勝利騎手インタビューで田辺騎手がそうコメントしたように、その騎乗には「勝ち」に対する強い執念が感じられた。

 抜群のスタートからディサイファを制してハナに立ったロゴタイプは、終始レースを支配する。1000mの通過が「59.1秒」というスローペースに落とし込むと、直線でも一頭だけ最内からラチを頼った走りで、最後まで粘り込んだ。

 一方のモーリスはまずまずのスタートから、掛かり気味にポジションを上げ2番手を進んだが、ずっと行きたがる素振りが収まらない。

 見た目や馬体重こそ問題ないように思えたが、道中で折り合いを欠いてスタミナをロスしたことと、戦前から左回りでの手前替えがスムーズでないことが懸念されていた通り、本来の伸びを欠いた。

 この日は昼過ぎまで稍重の馬場だったが、それでも安田記念の1000mの通過が「59.1秒」はかなりのスローペース。もともと小頭数でペースは上がらないと目されていたが、過去5年間で良馬場の安田記念の1000mの通過は、前年の「57.3秒」から「57.0秒」「56.3秒」「57.0秒」。

 今年の「59.1秒」は、不良馬場で行われた一昨年の1000mの通過タイムとまったく同一と、いかに緩いペースだったのかが窺える。逆に述べれば、田辺騎手が完全に「ハメた」ともいえるだろう。

【G1回顧・安田記念】モーリス敗れる! 職人田辺裕信の『信頼』と『技』が光った府中のマイル決戦は、古豪ロゴタイプが復活勝利!!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  4. 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  10. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!