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2016.10.10 08:02
大阪杯G1昇格に伴いボーナス最大2億円の「春古馬三冠」が新設。現時点で三冠達成の可能性があるのは「あのスターホース」だけ?
編集部
グレード制導入以降で天皇賞・春と宝塚記念を連勝した馬は2006年のディープインパクト、2003年のヒシミラクル、2000年のテイエムオペラオー、1994年のビワハヤヒデ、1989年のイナリワン、1988年のタマモクロスの6頭。
その内、ディープインパクトとテイエムオペラオー、タマモクロスの3頭は3月の阪神大賞典(G2)から始動して3連勝を収めているだけに、絶対的な力を持つ名馬が”本気”で狙えば「春古馬三冠達成の可能性は十分にある」といえるだろう。
では、その上で現役馬を見渡して、春古馬三冠を達成できる可能性が感じられる馬はどれだけいるだろうか。
筆頭に挙がるのは、今年の天皇賞・春を勝ったキタサンブラックだろう。この春に大阪杯→天皇賞・春→宝塚記念と春古馬三冠を”プレ”している現役スターホースは、そこで2着、1着、3着と結果を残した。来年も現役を続行すれば、間違いなく筆頭候補に挙げられる存在だ。
だが、その次の候補がそう簡単に見つからない。大阪杯を勝ったアンビシャスや有馬記念馬ゴールドアクターは距離に限界があり、宝塚記念を勝ったマリアライトは今年で現役引退が濃厚。三冠達成の鍵になりそうな3200mの天皇賞・春で、キタサンブラックと接戦を演じたカレンミロティックは宝塚記念でも2着したことがある強豪だが、今年でもう8歳だ。
他にもシュヴァルグランやタンタアレグリア、トーホウジャッカル、フェイムゲームなどは距離こそこなせそうだが、能力的に疑問符をつけざるを得ない。3連勝するのは、現実的とはいえないポジションの馬たちである。
そうなってくるとフレッシュな、そして何よりハイレベルな今年の3歳勢に注目するのが当然か。
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