GJ > 競馬ニュース > 岩田康誠、変化の真相
NEW

今だから話せる岩田康誠騎手の変化の真相「ただ勝負強さが戻っただけではない」かつての反則王が示した明確な「進化」の足跡

【この記事のキーワード】, ,
iwatayasunari0222.jpg岩田康誠騎手(Cake6より)

 失礼ながら一瞬、「こんな調教師いたか?」と思ってしまった。

 13日に行なわれた秋華賞(G1)出走馬による共同記者会見。トライアルのローズS(G2)で2着したクロコスミアの陣営の会見が始まると、髪を真っ白にした”おじいちゃん”が壇上に。よく見ると主戦の岩田康誠騎手だった。

 昨夏の小倉2歳S(G3)を最後に途絶えたJRA重賞勝利。それまで年間13勝と面白いように重賞を勝ちまくっていた男の勢いが突如として止まってから、もう1年以上が経つ。そして、壇上で淡々とインタビューに応える岩田騎手の様子には、この1年の苦労がにじみ出ているようだった。共同記者会見ながら、相変わらず口数は少ない。

 大不振のきっかけは様々な憶測が囁かれているが、レースを勝つために行なった数々の強引な騎乗が岩田騎手に「多くの敵」を作ってしまったという説が最も有力と言われている。しかし、今年の岩田騎手を見ていると確かに強引な騎乗は影を潜めたが、その分ビッグレースで活躍するための”気迫”のようなものまで失ってしまったような気がする。

 だが、気のせいかもしれないが、今回のクロコスミアの共同記者会見では淡々とした受け答えの中にも静かな闘志を感じたような気がした。

 実はゆっくりではあるが、岩田騎手の大舞台での強さは確実に戻りつつある。

今だから話せる岩田康誠騎手の変化の真相「ただ勝負強さが戻っただけではない」かつての反則王が示した明確な「進化」の足跡のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  6. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
  9. 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
  10. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは