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今だから話せる岩田康誠騎手の変化の真相「ただ勝負強さが戻っただけではない」かつての反則王が示した明確な「進化」の足跡

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 今年の6月。これまで一般戦では確実に勝ち星を重ねていたものの、重賞ではかつてを見る影もなく惨敗を繰り返していた岩田騎手だったが、函館スプリントS(G3)ではハナ差の接戦。惜しくも2着に敗れたが、久々に”らしい”騎乗を見せた。

 その後も8月のキーンランドC(G3)をレッツゴードンキで3着するなど、じょじょに調子を取り戻していく岩田騎手。先月9月ではクロコスミアであわやシンハライトを負かす大接戦に持ち込むと、ドリームバレンチノで交流重賞を制覇。先週もアドマイヤデウスで、キタサンブラックをクビ差まで追い詰めている。

 秋のG1シーズンを迎え、いよいよ”悟りの境地”に入ったか。確実に本来の勝負強さを取り戻しつつあるようだが、ただ単に「元に戻ろうとしている」わけではないようだ。

「強引な騎乗が目立った昨年の岩田騎手は大レースこそ勝ちまくっていましたが、危険騎乗の”常習犯”として完全に目を付けられていました。その目安として、騎手がルールに抵触するような行為をした場合に加点される制裁点では、MAXの30点に2度も到達。その都度再教育を受けていました。合計は74点というのは異常な多さ。もしも重賞を勝てなくなった後半も続けていれば、ますます泥沼にハマっていたかもしれません。

 しかし、今年の岩田騎手はまるで憑き物でも落ちたかのように、ここまでわずか12点という本当にクリーンな騎乗。これは武豊騎手や池添謙一騎手、浜中俊騎手や内田博幸騎手といった一流ジョッキーよりも優れた成績です。よくレースで周りを必要以上に気にしている姿を見掛けますし、安全面という意味では人が変わったかのうように大きく『進化』しました。これで以前のような勝負強さが戻ってくれば、岩田騎手は騎手として大きく成長したといえると思います」(競馬記者)

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