GJ > 競馬ニュース > 3歳マイル王 その後はイバラの道か……  > 2ページ目
NEW

JRA NHKマイルC(G1)過去24回の“黒”歴史!? 3歳マイル王「その後」はイバラの道か……

【この記事のキーワード】,

JRA NHKマイルC(G1)過去24回の“黒”歴史!?  3歳マイル王「その後」はイバラの道か……の画像1

 基本的にすべての3歳馬にとって、春の最大目標は牡馬なら皐月賞と日本ダービー、牝馬なら桜花賞とオークスになる。そこを目指しながら、獲得賞金や出走権、そして相手関係や距離適性を踏まえてマイルに活路を見出す馬が出走するのが、NHKマイルCだった。

 また、以前は3歳クラシックに外国産馬が出走できなかったため、エルコンドルパサーなどの外国産馬が目標とするレースでもあった。その後、外国産馬のクラシック出走が可能になったこともあり、NHKマイルCを最大目標とする外国産馬が減少。また一時期はNHKマイルCから日本ダービーを目指す、異例のローテーションが定着したこともあった。実際にキングカメハメハ、タニノギムレット、ディープスカイはそのローテーションで日本ダービーを勝利している。

 近年は短距離~マイル路線が整備されて1000~1600mの重賞やG1レースが増えたこともあり、より短距離適性やマイル適性の高い馬が増えたように思う。それは血統的な配合や、育成にも表れていそうだ。その結果、NHKマイルCで好走する馬は、仕上がり早の早熟型スピードタイプが多い傾向となっているのかもしれない。

 実際に過去5年で3着以内に好走した15頭の、NHKマイルC以降の成績を見てみると、その合計は【16・13・12・116】。延べ15頭で16勝しかできていないのだから、やはりこの時期に東京のマイルで上位に好走する馬の成長力には疑問が残ってしまう。

 もちろん昨年の優勝馬で安田記念に出走を予定しているアドマイヤマーズ、さらに今年の優勝馬の活躍次第では、今後この見方も変わってくるかもしれない。しかし、現時点でのNHKマイルCは、勝っても負けてもその後の活躍に影を落とす鬼門のようなレースともいえるだろう。

JRA NHKマイルC(G1)過去24回の“黒”歴史!? 3歳マイル王「その後」はイバラの道か……のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  4. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  5. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  9. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!