GJ > 競馬ニュース > 福永祐一「穴があったら入りたい」  > 2ページ目
NEW

JRA福永祐一「穴があったら入りたい」日本ダービー(G1)22年前の悪夢……大本命コントレイルで示したい進化

【この記事のキーワード】, ,

 当時デビュー3年目の福永騎手は、1年目に武豊以来となる新人で50勝を達成、2年で100勝をクリアして重賞も勝利。名手だった父・福永洋一元騎手の息子としてだけでなく、実力も兼ね揃えた期待の若手騎手として大きな評価を受けていた。

 だが、やはり21歳の若手にとって、日本ダービーというレースは今まで感じたことがない緊張とプレッシャーがあったのだろう。

 しかしこのダービーの経験は後に大きな財産となったはずだ。その後の活躍は周知のとおりで、ダービーを含め数々のG1レースを勝利。海外でもG1を勝ち、そして出会ったコントレイルという最高の相棒。

 もし、あのキングヘイローでの惨敗がなければ、ここまで騎手として成長することはできなかったかもしれない。そして2018年のダービー制覇も、キングヘイローが導いてくれたものともいえよう。

 福永騎手が初めてダービーに騎乗したのは1998年、今年で21回目のダービーだ。しかし今年のダービーは、初めて皐月賞馬で挑む一戦であり、三冠がかかったレース。そして初めて、すべての馬にマークされる立場となるレースだ。

 5番人気という気楽な立場だったワグネリアンとも違い、これまでとは違ったプレッシャーを感じるだろう。しかしキングヘイローのダービー、そしてワグネリアンのダービーで経験した惨敗と勝利が、このダービーで大いに活きるはずだ。

 人気を背負ってダービーを勝てるかどうかは、超一流騎手への登竜門ともいえよう。ぜひそのプレッシャーを跳ねのけ、大きな勲章を手にしてほしい。


 ■福永祐一 日本ダービー騎乗成績
 1998 キングヘイロー  14着
 2000 マルカミラー   17着
 2001 プレシャスソング 8着
 2003 エイシンチャンプ 10着
 2004 メイショウムネノリ 17着
 2005 アドマイヤフジ   4着
 2006 マルカシェンク   4着
 2007 アサクサキングス  2着
 2008 モンテクリスエス  16着
 2009 セイウンワンダー  13着
 2010 リルダヴァル    12着
 2011 ユニバーサルバンク 10着
 2012 ワールドエース   4着
 2013 エピファネイア   2着
 2014 レッドリヴェール  12着
 2015 リアルスティール  4着
 2016 レインボーライン  8着
 2017 カデナ       11着
 2018 ワグネリアン    1着
 2019 ランフォザローゼス 7着

JRA福永祐一「穴があったら入りたい」日本ダービー(G1)22年前の悪夢……大本命コントレイルで示したい進化のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  6. JRA最高獲得賞金・テイエムオペラオー「行方不明」の実態。DQNファンの度重なる”異常行動”にゴールドシップやオグリキャップなど被害続々……
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
  9. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  10. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!