GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】モーリス  > 3ページ目
NEW

【徹底考察】天皇賞・秋(G1) モーリス「札幌記念でまさかの敗戦を喫したマイル王が挑む距離の限界。しかし、最大の『不安材料』は距離よりもむしろ……」

【この記事のキーワード】, ,

他にも一昨年の高松宮記念の勝ち馬コパノリチャードは、ダイワメジャー×トニービン×カーリアン×ブラッシンググルームというスタミナに優れた配合ながら、皐月賞で逃げバテ、NHKマイルCでも逃げバテて、結局は短距離に矛先を向けた典型的なスプリンターだ。

 そういった例からも血統的な側面だけで、モーリスが中距離向きと判断するのは早計だ。血統的は、その馬を計る指標の一つに過ぎない。

≪結論≫

 今回のモーリスにとって最大の焦点となるのは、やはり「2000mでも従来のパフォーマンスを発揮できるのか」ということだろう。

 すでに昨年の安田記念でG1初制覇を果たしてから、マイルCSも制して春秋統一マイラーとなっているモーリス。マイル王が距離の限界に挑戦するケースは決して珍しいものではなく、過去にも例がある。過去に統一マイラーとなった9頭の2000m以上の「最高成績」は下記の通りだ。

ニホンピロウイナー 天皇賞・秋 3着
ニッポーテイオー  天皇賞・秋 1着
オグリキャップ   有馬記念 1着
ノースフライト   エリザベス女王杯 2着
トロットサンダー  未出走
タイキシャトル   未出走
エアジハード    天皇賞・秋 3着
アグネスデジタル  天皇賞・秋 1着
ダイワメジャー   天皇賞・秋 1着

 やはり2000m以上のレースで最も距離がマイルに近い天皇賞・秋に良績が集中しているが、このクラスになると最低でも「馬券圏内」には食い込んでいる。つまり、決してベストではないかもしれないが、「ずば抜けて高いマイル能力があれば、2000mで不利を埋めることは可能」ということになる。

【徹底考察】天皇賞・秋(G1) モーリス「札幌記念でまさかの敗戦を喫したマイル王が挑む距離の限界。しかし、最大の『不安材料』は距離よりもむしろ……」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA最高獲得賞金・テイエムオペラオー「行方不明」の実態。DQNファンの度重なる”異常行動”にゴールドシップやオグリキャップなど被害続々……
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. JRA川田将雅「海外遠征」では屈辱の歴史!? 日本ダービー制覇も「次走」乗り替わり、“オマケ”で凱旋門賞挑戦もC.ルメールから叱責……
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. JRA岩崎翼「斜行落馬」より痛いフジ『みんなのKEIBA』の報道ミス……「他馬落馬」連呼に呆然
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. かつての関西ホープが今年「わずか3勝」の大苦戦…大一番を前に「降板」した元パートナーとコンビ再結成も叶わず
  9. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  10. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!