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JRAエピファネイア産駒「厳選」期待馬3頭をピックアップ! 2年連続「0勝」スタートから反撃の狼煙を上げる!

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 2018年に生まれた今年の2歳世代。ここまで新馬戦、未勝利戦あわせて31頭がすでに勝ち上がった。

 31頭を種牡馬別に見ると、最多はディープインパクトとキズナの産駒で3勝ずつ。次いでスクリーンヒーロー、ダイワメジャー、フランケルなど6頭の産駒が2勝ずつ挙げている。

 キズナと同じく現2歳世代が2年目というエピファネイア産駒は9戦して「0-2-1-6」と1勝目が遠い。今週末(7月4、5日)は、新馬戦に5頭、未勝利戦に4頭の計9頭が世代“初星”を狙い出走を予定している。

 その9頭の中から将来のスター候補として今週の新馬戦にエントリーした3頭を挙げたい。初年度から無敗の2冠馬デアリングタクトを輩出したエピファネイアから2年続けて“大物”は誕生するだろうか。

 4日(土)、阪神5Rの新馬戦(芝1400m)にはピエナパプリカ(牡2歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)が出走する。兄姉に活躍馬はいないが、牝系をたどると11代母にビユーチフルドリーマーの名前がある。

 ビユーチフルドリーマーは、1900年代初頭に小岩井農場がイギリスから輸入した20頭の繁殖牝馬のうちの一頭。日本の一大牝系の祖といわれるほど多くの活躍馬を送り出してきた。古くは第2回ダービー馬のカブトヤマにはじまり、シンザンやタケホープなどがこの牝系出身。それ以降もニッポーテイオー、レオダーバン、テイエムオーシャン、ホエールキャプチャといったG1馬を輩出している。

 5日(日)、阪神5Rの新馬戦(芝1600m)に出走するシゲルソウサイ(牡2歳、栗東・上村洋行厩舎)はその名前通り、「シゲル軍団」の世代屈指の期待馬だ。伯父には、国内外のG1を4勝(国内1勝、香港3勝)したエイシンプレストンがいる良血でもある。

 2019年の北海道サマーセールで1188万円という安値で取り引きされたが、その額はデアリングタクトの取引額(1296万円、2018年セレクトセール)と変わらない。シゲルソウサイという馬名も縁起が良く、2008年生まれで同名の“初代”シゲルソウサイは2歳時に新馬、500万下クラスを連勝し、朝日杯FS(G1)にも出走。7歳まで走り、獲得賞金は1億円を超える馬主孝行な馬だった。

 5日(日)、福島5Rの新馬戦(芝1800m)にはスペシャルドラマ(牡2歳、栗東・宮田敬介)が出走する。伯父にG1・2勝の快速馬グランプリボスがいるが、本馬は1800mでデビュー。将来的にも2000m前後の中距離が適距離となりそうだ。配合もデアリングタクトと同じ「エピファネイア×キングカメハメハ」なら期待は高まる。

 先週の東京新馬戦でデビューを予定していたが、除外され福島開幕週に回った。同じく除外の憂き目にあった超良血スワーヴエルメとぶつかるが、最終追い切りでは力強い動きを見せており、好勝負は必至だろう。

 9戦0勝と苦しいスタートを切ったエピファネイアの2年目産駒たち。しかし同時期に未勝利だったのは初年度産駒も同じ。7月に月がかわって、そろそろ“ツキ”もかわるだろう。

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