
JRA荒れる函館記念(G3)は直木賞・芥川賞から浮上した「サイン馬券」で決まり!? 馳星周氏「直木賞のご褒美に……」希望したのは、あの名馬一族の激走!
「競馬の常識」に縛られないサイン馬券。前回の七夕賞(G3)では、その週に歌手活動も精力的に行っていた声優の結婚が相次いだこともあり、音楽用語で“だんだん強く”という意味の“クレッシェンド”が名前に入っている3番クレッシェンドラヴを推薦したところ見事に勝利。
さらにお祝い事が続いたために入れた「Vin(ワイン)とBanquet(宴会)の合成語」が由来の12番ヴァンケドミンゴが3着。ワイドならば的中とまずまずな結果に終わった。
この勢いに乗って連続的中といきたい今回、取り上げるのは函館記念(G3)だ。今週は、競馬愛好家としても知られる故・菊池寛氏が設立した直木賞と芥川賞という日本を代表するふたつの文学賞に「サイン」が隠されていると見た。
まず直木賞は馳星周氏が、東日本大震災で被災した犬と少年が数年後に熊本で再会するまでを描く『少年と犬』で受賞。馳氏はデビュー作「不夜城」から6度も候補に選ばれるも、落選。7度目の挑戦で初受賞となった。
悲願を達成した馳氏は北海道出身で大の競馬好き。とくに現役時代に香港ヴァーズ(G1)などを勝利したステイゴールドに心酔しているという。受賞後は自身のTwitterで喜びを爆発させ、さらに「直木賞のご褒美にステイ一族の馬たちが爆走してくれることを希望。馬券もそう買うw」とツイートしている。
今回、函館記念に出走するステイゴールド産駒といえば、16番マイネルファンロンだ。近走は凡走に終始しているが、昨年の函館記念では9番人気ながら勝ち馬マイスタイルとはタイム差ナシの2着と激走。今年も怖い存在だ。
またステイゴールドの後継オルフェーヴル産駒である2番バイオスパークも浮上する。函館芝2000mでは3戦して1勝2着1回4着1回と好成績。雨の中、重馬場で行われた前走の都大路S(L)で2着に入っていることから、パワーが必要な洋芝向きとも考えられる。外せない1頭だろう。
そして芥川賞。今回は高山羽根子氏、遠野遥氏がW受賞を果たした。
高山氏の「首里の馬」は、沖縄に関する資料館に出入りしていた主人公が、この地に「琉球競馬」があったことを知り、当地の文化に興味を持つところから物語が展開する。首里は沖縄県那覇市の一部だが、その地域で特に有名なのは、赤瓦が使われるなど全体的に赤く彩られることで知られる首里城だ。
競馬で赤といえば「3枠」。今回は5番カウディーリョ、ドゥオーモは押さえておきたい。また、もうひとりの遠野氏は『破局』で平成生まれ初の受賞。彼が誕生した1991年は平成“3”年と、ここでも『3』が出てくる。おいそれと切るわけにはいかない。
今回、2番バイオスパーク、5番カウディーリョ、6番ドゥオーモ、16番マイネルファンロンがサインから浮かび上がった。今週は1着、3着ではなく、キレイにワンツーフィニッシュを決めてもらいたい!
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆
関連記事
JRA函館記念(G3)レイエンダ「好調教」でも狙えない理由……兄レイデオロにも襲い掛かった血の宿命とは!?
JRA 西山茂行オーナー動いた! 函館記念(G3)ニシノデイジー「再出発」函館デビューからこの馬を知り尽くす勝浦正樹騎手に“ラブコール”!
JRA「ゴリラ愛」名物調教師が得意の“強行ローテ”! 函館記念(G3)トーラスジェミニは厩舎に9年ぶり重賞Vをもたらすか
JRA 矢作芳人厩舎エントシャイデンが本格化!? 中京記念(G3)激走しても驚けない!ノースヒルズの「世界的血脈」とは?
JRA武豊「これはレコードちゃうか?」函館2歳S(G3)「前走圧勝」天才が惚れ込むモンファボリ、意外なアノ人もレースを見守る!?