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武豊騎手「次は中京で会おうディー」JBCクラシック(G1)で新王者アウォーディーがコパノリッキーを撃破!6連勝で高らかに「政権交代」を告げる

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武豊が選んだ馬がG1を勝つ」

 久々に、このような使い古された文句を使いたくなった。

 3日、川崎競馬場で行われた第16回のJBCクラシック(G1)。G1を3連勝し、完全にダート戦線の中心にいる王者コパノリッキーと、ダート転向後5戦無敗のアウォーディーが初めて激突するということで例年以上の注目を集めたが、豪華メンバーに違わぬハイレベルなレースとなった。

 1番人気と2番人気を分け合ったコパノリッキーとアウォーディーの「2強」の物語は、すでに戦前から派手な展開を見せていた。何故なら、この2頭は共に武豊騎手が主戦を務めており、早くから競馬界のレジェンドがどちらを選ぶのか注目されていたからだ。

 そんな中、まずはアウォーディーが9月の日本テレビ盃(G2)で5連勝を達成。武豊騎手は「(次はJBCが行なわれる)川崎で会おうディー」と、早くも来たるJBCクラシックでアウォーディーに騎乗することを決めたようだった。

 それを受けて、今度はコパノリッキーが10月の南部杯(G1)に出走。この日は武豊騎手がキタサンブラックの京都大賞典(G2)に騎乗するため、田辺裕信騎手が代打を務めた。

 すると、今度はコパノリッキーが南部杯で圧巻のレース。従来のレコードを1秒以上更新する圧勝で、ダート王者の地位を盤石なものにした。これには、すでにアウォーディーの騎乗を決めていた武豊騎手も、思わず自らストップウォッチまで持ち出して、その走りをチェック。最大のライバルとなってしまった、かつての相棒の強さを称賛するしかなかった。

 そうして迎えたJBCクラシック当日。1番人気は2.1倍でコパノリッキーに譲ったものの、アウォーディーも2.4倍の僅差で続く。6.6倍の3番人気には川崎記念(G1)3連覇と、このコースを得意にしているホッコータルマエが続いた。

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