真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.11.04 06:15
武豊騎手「次は中京で会おうディー」JBCクラシック(G1)で新王者アウォーディーがコパノリッキーを撃破!6連勝で高らかに「政権交代」を告げる
編集部
会心の騎乗だったのだろう。武豊騎手が右手で珍しくガッツポーズ。アウォーディーが新王者に相応しい強い走りで、ダート界の”政権交代”を高らかに宣言した。
「勝てて非常に嬉しいです」
勝利騎手インタビューで開口一番、そう切り出した武豊騎手。「レースに行って乗りにくい馬ではないですし、いい枠が当たったので、ある程度離されずに運びたかったです。直線では強い2頭がいましたから、早めに動いていきました。この馬は1戦ずつ強くなっていて、今日も改めて強い馬だと思いました」とダート界の頂点に立った相棒を絶賛。
最後に「次は(チャンピオンズCが行なわれる)中京で”会おうディー”」と”お約束”で締めた辺りは、やはり役者が違うということか。これで前人未到のJBCクラシック通算8勝目となったレジェンドは、騎乗もギャグも最後までキレキレだった。
管理する松永幹夫調教師も「なかなか6連勝できる馬には巡り合えません。次はチャンピオンズCを目標にしたいと思います」と新王者のポテンシャルに最敬礼。松永調教師は騎手時代にも第1回のJBCクラシックを制しており、史上初めて騎手と調教師の両方で制することになった。
2着には最後まで粘りに粘ったホッコータルマエ。ここのところ今一歩の競馬が続いていたが、やはり川崎の2100mは合うようだ。3着には中団から脚を伸ばしたサウンドトゥルー。コパノリッキーを捉えたことは立派だが、やはり川崎で後ろから行くのは苦しいようだった。
一方で、まさかの5着敗戦となったコパノリッキー。鞍上の田辺騎手は「距離もあったかもしれませんが、勝った馬は強かった。この馬もだいぶ外を回っていましたが、勝った馬はもっと外を回って来ていた訳ですから……」とアウォーディーの強さに脱帽するしかなかった。
田辺騎手の言葉通り、この日はコパノリッキーの完敗。外々を回りながらも勝ち切った新王者アウォーディーの強さが際立った一戦となった。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
【徹底考察】JBCクラシック(G1) アウォーディー「ダート界に突如として現れた最強のチャレンジャー『現王者』コパノリッキーとの力関係は?」
JBCクラシック(G1)が11月3日(木、祝日)に開催!コパノリッキーVSアウォーディーによるダート界の頂上決戦を見逃すな!
JBCの「頂上決戦」がついに決定!最大のライバル・コパノリッキーの強さに武豊騎手から「物言い」!?ストップウォッチまで持ち出した「ユタカチェック」の結果は?
武豊、重賞勝利インタビューでとんでもない「オヤジギャグ」披露で喝采! 次は川崎で「会うぉう」?
武豊騎手を巡るコパノリッキーとアウォーディーの「ダート頂上決戦」にも影響が……開催地によって距離が変化するJBCシリーズだからこそ生まれる様々な「ドラマ」