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【徹底考察】エリザベス女王杯(G1) タッチングスピーチ「世界No.1を誇るR.ムーア騎手の腕の見せ所。世代屈指の切れ者の『真の姿』とは」


 逆にミッキークイーンは今春の阪神牝馬Sで33.3秒を記録しているように、スローの上がり勝負になればもっと切れる。つまり、こういった馬が本当の「切れ者」であるということだ。

 残念ながら、今年のエリザベス女王杯はハイペースも降雨も望めない状況だ。ちなみに、良馬場で行なわれた一昨年の上がり最速は33.1秒。レースの上がり自体が34.1秒という、典型的な高速馬場での瞬発力勝負だった。もしもこういった流れになれば、上がりに限界がありそうな本馬の出番はおそらくない。

 無論、今年の秋の京都は例年よりはやや遅い馬場なので、ここまで極端な瞬発力勝負にはならないのかもしれない。その点に関しては、当日の他のレースを参考にする他ない。一昨年は条件戦でも、簡単に上がり3ハロンで33秒台前半が記録されるような馬場だった。

 ただ、仮にそれほど速い上りを要求される馬場でなくとも、単純に良馬場というだけでタッチングスピーチにとっては苦しい。未勝利戦を勝ち上がって以降、好走したのはすべて「洋芝」「ペースが速く展開がタフ」「雨で重い馬場」のいずれかに該当している。

 したがって仮に良馬場かつ、そこそこ速い上がりが要求される馬場で今年のエリザベス女王杯が行なわれた場合、本馬には苦戦が予想される。そこをムーア騎手がどう乗るか、世界No.1騎手の腕の見せ所である。

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