GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】タッチングスピーチ  > 5ページ目
NEW

【徹底考察】エリザベス女王杯(G1) タッチングスピーチ「世界No.1を誇るR.ムーア騎手の腕の見せ所。世代屈指の切れ者の『真の姿』とは」


 逆にミッキークイーンは今春の阪神牝馬Sで33.3秒を記録しているように、スローの上がり勝負になればもっと切れる。つまり、こういった馬が本当の「切れ者」であるということだ。

 残念ながら、今年のエリザベス女王杯はハイペースも降雨も望めない状況だ。ちなみに、良馬場で行なわれた一昨年の上がり最速は33.1秒。レースの上がり自体が34.1秒という、典型的な高速馬場での瞬発力勝負だった。もしもこういった流れになれば、上がりに限界がありそうな本馬の出番はおそらくない。

 無論、今年の秋の京都は例年よりはやや遅い馬場なので、ここまで極端な瞬発力勝負にはならないのかもしれない。その点に関しては、当日の他のレースを参考にする他ない。一昨年は条件戦でも、簡単に上がり3ハロンで33秒台前半が記録されるような馬場だった。

 ただ、仮にそれほど速い上りを要求される馬場でなくとも、単純に良馬場というだけでタッチングスピーチにとっては苦しい。未勝利戦を勝ち上がって以降、好走したのはすべて「洋芝」「ペースが速く展開がタフ」「雨で重い馬場」のいずれかに該当している。

 したがって仮に良馬場かつ、そこそこ速い上がりが要求される馬場で今年のエリザベス女王杯が行なわれた場合、本馬には苦戦が予想される。そこをムーア騎手がどう乗るか、世界No.1騎手の腕の見せ所である。

【徹底考察】エリザベス女王杯(G1) タッチングスピーチ「世界No.1を誇るR.ムーア騎手の腕の見せ所。世代屈指の切れ者の『真の姿』とは」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  3. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA「勝てない騎手」が名門・池江泰寿厩舎所属で大出世!? 裏には競馬界の現状と「救いの手」が……
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. お宝馬券がザクザク…2024年の荒れたレース、3連単とWIN5には夢がいっぱい
  10. トウカイテイオー最後の産駒と対戦予定だった「ハルウララ」より勝てない馬 不名誉な“日本記録”を更新し続けても走り続ける事情とは?