JRA菊花賞(G1)福永祐一「想定外」ライバル陣営に強烈アシスト!? 「祐一さんに助けられた」秘密兵器がコントレイル3冠阻止に急浮上
「長距離戦は騎手で買え」
駆け引きが要求される長丁場のレースは、騎手の腕が重要になるという競馬の格言である。
これには裏付けもあり、武豊騎手は菊花賞(G1)で5勝、天皇賞・春(G1)で8勝と長距離G1で無類の強さを発揮している。JRA通算4000勝を超えるレジェンドがこれだけの成績を残していることが、長距離レースにおける騎手の重要性を示している。
そのため、今週末に京都芝3000m条件で行われる菊花賞(G1)でも、いわゆる「騎手買い」は予想をするうえで有効な選択肢のひとつだろう。
そこで注目したいのは、C.ルメール騎手が騎乗予定のアリストテレス(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)だ。
収得賞金が1500万円で、4/6の抽選対象であるアリストテレス。出走できるかどうかはまだわからないが、夏に2連勝した上がり馬は脅威の存在だ。菊花賞はマンハッタンカフェ、オウケンブルースリ、トーホウジャッカルなど、夏に成長を遂げた馬が勝つケースも珍しくなく、軽視するのは禁物だろう。
そして最も注目したいのが、ルメール騎手の長距離レースの成績である。
過去5年、芝3000m超のレースで最多の6勝を挙げているルメール騎手。武豊騎手が4勝ということを考えれば、いかに長距離を得意としているか分かるだろう。菊花賞もサトノダイヤモンド、フィエールマンで制しており、過去10年では唯一2勝を挙げているジョッキーだ。
「ルメール騎手とノーザンファームは蜜月関係にあります。長距離を得意とし、リーディングジョッキーのルメール騎手を抽選対象馬に配するということは、それだけノーザンファームとしてはアリストテレスに期待しているということだと思います。
秋華賞では生産馬を4頭送り込みながらも、すべてが13着以下に敗れるという屈辱を味わったノーザンファームとしては、菊花賞での巻き返しを図りたいはずですよ」(競馬記者)
実は、コントレイルのライバルとなりそうなアリストテレスに、福永祐一騎手が思わぬ“アシスト”をした過去がある。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!