JRA「まるでG1」武蔵野S(G3)モズアスコットVSサンライズノヴァ再び! 超豪華G3「攻略」のカギとなるのは今年のトレンド
14日、東京競馬場では武蔵野S(G3)が行われる。チャンピオンズC(G1)の前哨戦としても重要なステップレースに、今年も楽しみなメンバーが揃った。
今年のフェブラリーS(G1)を制したモズアスコット、前走の南部杯(G1)で1番人気に支持されたサンライズノヴァ、エルムS(G3)優勝のタイムフライヤー、3歳馬はレパードS(G3)を勝利したケンシンコウが出走を予定している。
中でもやはり注目となるのはモズアスコットVSサンライズノヴァのダートG1馬対決だろう。
モズアスコットはダート初挑戦の根岸S(G3)からフェブラリーSを連勝し、芝ダート両G1制覇の偉業を達成。しかし、再び芝に戻った高松宮記念(G1)では13着に大敗、ダートのかしわ記念(G1)も6着と精彩を欠いた。
だが、南部杯ではアルクトスの激走に不覚を取ったものの、2着に入って復調をアピール。ダートG1初勝利を挙げた東京コースは最適の舞台となりそうだ。
対するサンライズノヴァの前走南部杯惜敗は、主戦を任されている松若風馬騎手の若さを露呈する敗戦だったといえるだろう。雨で湿ったダートは速い時計が出ており、盛岡競馬場は前残りする状態だった
ところが、連覇を狙った今年は課題のスタートを決めながら終始、消極的な位置取りでの中団待機策。直線で先頭に立つ積極策で叩き合った1、2着馬とはポジションの差が明暗を分かつこととなってしまった。
昨年の南部杯では金沢競馬所属の吉原寛人騎手の思い切った脚質転換が悲願のG1制覇に大きな援護射撃となっていた。それだけに、レース後に松若騎手が「前残りだったので、展開に恵まれなかったかなと思います」と淡白にも映るコメントをしたことに対し、地方競馬での経験不足を指摘する声も出ていた。
サンライズノヴァを管理する音無秀孝厩舎の所属騎手だからこそ、素質馬を任せてもらえている。結果を出すことで恩返しをしたいところだ。
G1馬2頭に対し、決して引けを取らないのがタイムフライヤー(牡5、栗東・松田国英厩舎)だろう。
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