真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.11.28 08:29

【徹底考察】チャンピオンズC(G1) アウォーディー「武豊騎手と共に掴んだダート界の新王者。だが『最大のライバル』との勝負付けはまだ終わっていない」
監修=下田照雄(栗東担当)
また、手前替えに関しても特別不器用というわけではない。左回りに関しても前々走の日本テレビ盃では、スムーズに手前を替えていた。本番の中京競馬場も左回りだが、広いコースなのであまり気にする必要もないだろう。
率直に述べて、死角らしい死角はない。唯一怖いのは、内枠を引いて囲まれてしまうくらいか。できれば真ん中より外の枠から、すんなりと好位を取りたい。
ただ、ことコパノリッキーとの力関係に関してだけは、まだ楽観視できる状況ではない。
前走は結果的にコパノリッキーを徹底マークしたことが勝利に結びついたが、最大のライバルは最後の直線で早々の脱落した。無論、武豊騎手が上手くプレッシャーをかけ続けた成果が実ったという見方もできるが、あれだけ不甲斐ない(5着敗退)と単純に距離がやや長かった可能性が高まる。
コパノリッキー自身、2100mは初めてで川崎の2100mはタフなコースで有名だ。かつてダートでG1を7勝したブルーコンコルドも2000mの東京大賞典は勝ち切れても、2100mの川崎記念では失速している。マイル戦に滅法強く、距離適性はコパノリッキーに近いものがあった名馬だ。
そして、もう一つ。あの時はコパノリッキーが7番枠、アウォーディーが9番枠と後者が前者をマークするには最高のシチュエーションが整っていた。おそらく武豊騎手も枠順が決まった瞬間から、スタートさえ決まればコパノリッキーをマークする競馬をしようと決めていた可能性が高い。
PICK UP
Ranking
5:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
関連記事
ダートの頂上決戦チャンピオンズC(G1)は「新覇王」アウォーディー&武豊騎手による長期政権の始まりか!? コパノリッキー&ルメール騎手も巻き返しへ虎視眈々
武豊騎手「次は中京で会おうディー」JBCクラシック(G1)で新王者アウォーディーがコパノリッキーを撃破!6連勝で高らかに「政権交代」を告げる
【徹底考察】JBCクラシック(G1) アウォーディー「ダート界に突如として現れた最強のチャレンジャー『現王者』コパノリッキーとの力関係は?」
JBCクラシック(G1)が11月3日(木、祝日)に開催!コパノリッキーVSアウォーディーによるダート界の頂上決戦を見逃すな!
JBCの「頂上決戦」がついに決定!最大のライバル・コパノリッキーの強さに武豊騎手から「物言い」!?ストップウォッチまで持ち出した「ユタカチェック」の結果は?