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【徹底考察スペシャル】香港スプリント(G1) ビッグアーサー「『最低の騎乗』といわれる前走の本当の敗因とは?世界のR.ムーア騎手を背に言い訳の効かない一戦に挑む」

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 前半の600mの33.4秒は、32秒台も珍しくはないスプリンターズSではまずまず。ちなみに昨年は34.1秒だったが、これは当レースがG1になってから最低の数字。極端なケースだったということだ。

 ミッキーアイルが先頭のまま最後の直線に入る。馬群が殺到する中、最内にいたビッグアーサーは進路を求めて外に持ち出すが前が開かない。進路を求めてさらに外へ外へ持ち出そうとするが、途中で勝ったレッドファルクスに外から被せられ、再び内側に進路を切り返している。

 たたでさえ一瞬の判断ミスが致命傷を招くスプリント戦。そして、中山の直線は短い。

 内に進路切り替えたビッグアーサーがようやく進路を見つけた時は、すでに残り200mを切っていた。先頭には手応え充分なミッキーアイルが、一完歩ずつ着実にゴールへ向かっている。

 極めて厳しい立ち位置に追いやられたビッグアーサーだったが、残り150mを切ったところでその差が2馬身余り。勝てるかどうかは定かではなかったが、春のスプリント王の能力をもってすれば希望が完全に潰えたわけでもなかったはずだ。

 だが、ビッグアーサーはそこで躓いて大きく後退。その時点で「万事休す」という結果になった。レース後、鞍上の福永騎手はこれまでにない大きなバッシングを受け、自らも非を認めている。

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