
JRA【阪急杯(G3)展望】2歳女王ダノンファンタジー&レシステンシアVS春秋マイル王インディチャンプ! G1馬3頭がガチンコ対決!
27日には、阪神競馬場で阪急杯(G3)が開催される。
高松宮記念(G1)を目指すスプリンターと安田記念(G1)を見据えるマイラーによる7ハロンの一戦を制するのは、果たしてどの馬か。G1馬を中心に展望していく。
今年はG1馬がなんと3頭も出走を予定している。その中でも頭一つ抜けた実績を誇るのはインディチャンプ(牡6歳、栗東・音無秀孝厩舎)だ。4歳時の2019年に安田記念とマイルCS(G1)を制し、史上7頭目の春秋マイル王に輝いた。
その後は、昨年4月のマイラーズC(G2)を最後に勝ち鞍はないが、安田記念3着、マイルCSでも2着と大舞台で安定した成績を残している。必勝を期した昨年12月の阪神C(G2)では、1.5倍の断然人気を背負ったが、後方から直線大外を回らされ、3着に敗れた。
その前走は久々の1400m戦で、ペースに戸惑った部分もあったが、明らかに後ろすぎた。鞍上を務めた福永祐一騎手は「1400mでも、もう少しポジションを取りにいった方が良かったのかな」と話しており、今回は中団より前目で競馬をするだろう。
注目の1週前追い切りは、17日の栗東坂路でサンライズノヴァと併せ馬。フェブラリーS(G1)の直前追い切りだった僚馬相手に半馬身ほど遅れたが、51秒7-12秒3と優秀な時計を叩き出した。
阪神Cと同じ舞台で同じ過ちを犯すわけにはいかない。陣営も今後に向けて必勝態勢で臨むことになりそうだ。
その阪神Cでインディチャンプに0秒3差をつけて快勝したのが、ダノンファンタジー(牝5歳、栗東・中内田充正厩舎)だ。
こちらは18年に阪神JF(G1)を制した2歳女王。3歳時は牝馬3冠レースで結果を出せず、4歳時の昨年も牝馬限定重賞で5、5、6着。復活を期して臨んだのが年末の阪神Cだった。
2歳時のファンタジーS(G3)以来となる1400mもハマったのか、牡馬相手に先行抜け出しの強い内容で1年3か月ぶりの勝利を飾った。鞍上は前走で代打騎乗を務めた藤岡佑介騎手から、川田将雅騎手に戻る。
18日の1週前追い切りは栗東坂路で、単走馬なりの上がり重点で54秒2-12秒1をマークした。今回はインディチャンプにマークされる形の競馬となりそうだが、鞍上の駆け引きにも注目したい。
PICK UP
Ranking
17:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- ヤマニンウルス、オーサムリザルトに新たなライバル登場か…元クラシック候補が路線変更ズバリ、M.デムーロ「強かった。乗っていただけ」
- 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
関連記事
JRA阪急杯(G3)ダノンファンタジー「鞍上」川田将雅に疑問の声!? 一度は藤岡佑介との発表も……急転直下の「背景」とは
JRA北村友一レシステンシア「降板」危機再び!? 三度目の正直厳しい阪急杯(G3)、超大物とのコンビが再浮上
JRAグランアレグリアに怯える「元マイル王」が迷走!? 福永祐一の大失態こそ救い…… 高松宮記念(G1)で最悪のシナリオも
阪神C(G2)インディチャンプは本当に「絶対的」な存在なのか!? 最強グランアレグリア不在で確勝期すも…… 最有力候補に意外な落とし穴
JRA福永祐一「結果だけが100点ではありませんでした」マイルCS(G1)「今年こそは……」で20年!? インディチャンプで「初挑戦」目覚めぬ「悪夢」に思うのは……