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JRA桜花賞(G1)クラシック「見学危機」横山典弘に救いの手!? メイケイエール武豊負傷、関東の大ベテランに舞い込んだ4年ぶりの大チャンス

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 6日に阪神競馬場で行われた桜花賞トライアル・チューリップ賞(G2)を制したメイケイエール(牝3、栗東・武英智厩舎)が、横山典弘騎手とのコンビで桜花賞(G1)に向かうことが明らかになった。

 本番でも有力視されているメイケイエールだが、主戦を務める武豊騎手が先週の土曜阪神で負傷。後に骨折が判明したため、鞍上が未定となっていた。

 昨年8月、福永祐一騎手とのコンビでデビュー勝ちしたメイケイエールは、2戦目から武豊騎手にバトンタッチして重賞を3勝。阪神JF(G1)こそ4着に敗れたが、後方から鋭く伸びた末脚は見せ場十分。ここまで武豊騎手とは4戦3勝と好相性だった。

 だが、高いポテンシャルを持つ一方で、同馬の芝1200m戦でも掛かってしまう前進気勢の強さに陣営が頭を悩ませていたのも確かである。前走のチューリップ賞でも終始行きたがる素振りを見せ、武豊騎手も半ば諦めるような形で残り800mでは早くも先頭に立ったメイケイエール。そのまま押し切りを図ったところで内から猛追したエリザベスタワーに一度は先頭を奪われるシーンもあったが、なんとか踏ん張って同着に落ち着いたものの、一歩間違えれば暴走しかねない危うさが課題として浮き彫りになった。

「枠順やスタートにもよりますが、逃げるという選択もありでしょう」

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 ついには自身の公式サイトで武豊騎手から「逃げ」という選択肢も飛び出したメイケイエール。幾多の名馬の背中を知る名手が、パートナーを肌で感じたこれまでの4戦から導き出した最善の選択肢なのかもしれない。

 それだけに、試行錯誤の集大成ともいえる桜花賞を前に絶対的なパートナーを失ったことはメイケイエール陣営にとって、まさに寝耳に水の大誤算だったといえるだろう。

 とはいえ、新たなパートナーが武豊騎手と公私ともに懇意にしている横山典騎手に決まったことは、不幸中の幸いだったという見方も可能だ。時には見るものをアッと驚かせる鮮やかな逃げ、またあるときはファンを不安にさせるような大胆な後方待機で魅了する“横山マジック”は今も健在だ。

「横山典騎手といえば、やはりセイウンスカイでスペシャルウィークを破った菊花賞(G1)が印象的です。ダービーで苦杯を舐めさせられたライバルに3馬身半差の圧勝。勝ちタイムの3分3秒2は当時の世界レコードでした。

また、気分屋で難しい気性の持ち主といわれたゴールドシップを乗りこなし、2年連続で敗れていた春の天皇賞を3度目にして優勝に導いた手腕は、乗り役を選びそうなメイケイエールの代打としては頼もしい騎手といえそうです」(競馬記者)

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