JRA新人女性騎手・古川奈穂「“地雷”」を踏んでの戒告処分に戦々恐々!?「フラフラする面が……」土日連勝も残った遺恨、一方の秋山稔樹は騎乗停止に……
28日、中京競馬場で行われた7R・1勝クラスは、5番人気のタイセイモンストル(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)が勝利。2番人気に支持された前走の12着惨敗から見事な巻き返しを見せ、待望の2勝目を挙げた。
「向正面でハミを取ったので、馬の気持ちに任せてハナに行きました。内から張られたので楽にギアを上げることができませんでしたが、よく頑張ってくれました」
レース後にそう語った鞍上の古川奈穂騎手の積極的な騎乗が光った内容だった。この3月にデビューしたばかりの新人騎手は、これでJRAの女性騎手として初の土日連続勝利。デビューから4勝目を挙げ、同期のライバルたちを一歩リードしている。
だが、その一方で今回のレースは後味の悪い決着になったようだ。
「最後のゴールまで古川奈騎手のタイセイモンストルが外側へ斜行、ほぼ同時に秋山稔樹騎手のシトラスクーラーが外側から内へ切れ込んだため、ウインエアフォルクやダノンレガーロが挟まれる形で進路が狭くなってしまいました。
この結果、古川奈騎手には戒告、秋山稔騎手には2日間の騎乗停止処分が下されています」(競馬記者)
ただ、一方で秋山稔騎手の騎乗停止には「少々厳しいのでは」という声もあったようだ。
「最後の直線では、秋山稔騎手も馬が内に行かないように内側からムチを入れていたんですが、それでもモタれることを止められずに騎乗停止になりました。以前から左にモタれる面のある馬で、ジョッキーには気の毒な制裁になってしまいましたね。
斜行による騎乗停止は基本4日間ですが、2日間になったのは、その辺に酌量の余地があったからだと思います。それでも一部の関係者からは『厳しい』という声もありましたよ。
詳細はまだわかりませんが、もしかしたら被害馬のダノンレガーロの鞍上が川田(将雅)騎手だったことが、少なからず関係していたかもしれません。ダノンレガーロは1番人気で、川田騎手にとっても負けられないレースでしたし、以前からこういうことには厳しい姿勢を示す騎手なので……」(競馬記者)
記者がそう話すのも、これまで川田騎手が斜行などのアクシデントに巻き込まれた際には、毅然とした態度を貫いてきたからだ。
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