真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.04.12 16:06
【徹底考察】皐月賞(G1)ディーマジェスティ&マウントロブソン 「三強の一角崩しへーー実力馬、侮ることなかれ」
監修=永谷 研(美浦担当)
【血統診断】
ディープインパクト×ブライアンズタイムという配合は、今年のダイヤモンドS(G3)で3番人気に支持されたモンドインテロ他、ダートの中長距離馬やスタミナ型の馬が多い。つまり、この配合は母父ブライアンズタイムの特色が出やすいということだ。そういった点で切れ者のディーマジェスティは異色の存在と言えるが、ブライアンズタイムも全盛期は毎年のようにクラシック候補を送り出していた。マスターダービー×サドラーズウェルズ×ブライアンズタイムという配合はスタミナ十分で、ディープインパクト産駒でも菊花賞(G1)まで楽しめる配合。叔母には牝馬ながらステイヤーズS(G2)で2着したエルノヴァがいる。パワーもあるため、中山も苦にしないはずだ。
≪結論≫
考察でも述べたように、今年の共同通信杯は持続力が要求された厳しい流れで、人気馬が消えたからといって決してレベルの低いレースではない。ただし、血統診断でも触れたようにディーマジェスティは今年の共同通信杯のような、もっと言えば「従来」の皐月賞のようなタフな流れでこそ浮上できる馬だ。従って、この馬にとって、最大の問題点は皐月賞が昨年のような瞬発力勝負になった場合に厳しくなることだろう。繰り返しになるが、昨年がたまたまだったのか、それともエアレーションの影響で傾向自体が変わったのか。こればかりは今年の結果で判断するしかない。
最後に主戦の蛯名正義騎手と二ノ宮敬宇調教師と言えば、エルコンドルパサーとナカヤマフェスタという2頭の凱旋門賞(仏G1)2着馬を送り出した名コンビ。本馬も活躍如何によっては、壮大な夢が描かれるかもしれないだけに楽しみだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新
春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
JRA武豊は何故AJCC(G2)でスペシャルウィークに騎乗しなかったのか。明かされた当時の「事情」と、幻の天皇賞馬“ナリタサンデー”とは
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 【徹底考察】有馬記念(G1) サトノダイヤモンド「世代最強を証明した菊花賞。有馬記念制覇に向け、レジェンドだけに許された最強馬の『領域』に手を掛ける」
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは















