真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.01.23 09:42

怪物エピカリスの米国3冠挑戦は実現せず?昨年のラニにあって、エピカリスに足りないものとは。「10年に一頭の逸材」が背負う悲しき宿命
編集部
実際に昨年のエピカリスは北海道2歳優駿(G3)を圧勝しながらも、翌年の海外遠征を睨んで、勝てる可能性が高かった全日本2歳優駿(G1)をパスした経緯がある。それだけを見ても、規格外のタフさがあるとは言い難いだろう。
つまり、日本馬が米国3冠を戦い抜くには、通常の海外遠征とは異なった少なくとも「2つ」の要素が必要ということになる。
一つはリスクを背負えるだけの「オーナーサイド」の覚悟。そして、もう一つは過酷なローテーションに耐え得るだけの「馬」のタフさだ。この”人馬一体”となった条件がそろって、初めて米国3冠挑戦という具体的な選択肢が生まれるのではないだろうか。
昨年のラニの偉業により、米国3冠との距離が大きく近づいたことは確かだ。だが、それでも日本競馬にとって米国3冠は未だ「現実的なターゲット」ではなく、「夢」や「ロマン」といった色合いが濃い。
怪物エピカリスは、その高き壁に挑むに十分なポテンシャルを感じさせるが、同時に高額の賞金を稼ぎ出す「経済動物」の悲しき宿命からは逃れられないのかもしれない。
PICK UP
Ranking
17:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬