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2021.07.15 18:00

JRA勢「天下終焉」の時代……キャッスルトップ、カジノフォンテン何故、地方馬はここまで強くなったのか。地方の雄「メイセイオペラの奇跡」から22年
文=銀シャリ松岡
14日に大井競馬場で行われた3歳ダートNo.1決定戦・ジャパンダートダービー(G1)は船橋所属のキャッスルトップ(牡3歳、船橋・渋谷信博厩舎)が勝利した。12番人気の低評価を覆し、上位人気の中央馬を一蹴。新王者として世代の頂点に立った。
地方馬のジャパンダートダービー制覇は2017年のヒガシウィルウィン以来、4年ぶり。ただ、現在は当時とは情勢がやや異なるようだ。
「毎年のように中央馬が地方馬を相手に圧倒的な成績を収め、“ボーナスステージ”とさえ揶揄された時代もあった交流重賞ですが、最近は地方馬の健闘が目立っています。
中央馬の優位は変わりませんが、少なくとも地方馬のレベルは年々上がっており、最近では大きなレースで地方馬が中央勢を負かすシーンも珍しくないですね。両者の差は確実に縮まっていると思います」(競馬記者)
実際に今年の交流重賞では川崎記念(G1)と、かしわ記念(G1)を船橋のカジノフォンテンが勝利と、地方馬としては異例の大活躍。先月の帝王賞(G1)でも元中央馬で大井所属のノンコノユメ、船橋所属のミューチャリーが2着、4着と中央馬と互角の争いを演じている。
また、今年の3歳世代に至っては、ジャパンダートダービーのキャッスルトップだけでなく、昨冬に行われた全日本2歳優駿(G1)をアランバローズが優勝と、これまで行われたG1は、共に船橋勢が独占している状況だ。さらに先月の関東オークス(G2)でも浦和のケラススヴィアが2着に善戦しており、若い世代の充実も著しい。
かつては「中央馬が地方馬との圧倒的な実力差を披露する舞台」と言っても過言ではなかった交流重賞。だがここにきて一体、何が起こっているのだろうか。
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