真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.02.07 08:41
共同通信杯(G3)はスワーヴリチャードが主役!牡馬3冠の「勝ち方」を知る名手・四位洋文から伝わってくる「頂点」への手応え
監修=下田照雄(栗東担当)
四位洋文騎手(Cake6より)
「勝たなきゃいけないレースだと思っていたから……勝ちたかったです」
昨年11月に行なわれた東京スポーツ杯2歳S(G3)。世代トップクラスが集結した注目の一戦の結末に、最も悔しがったのが四位洋文騎手だった。騎乗したスワーヴリチャード(牡3歳、栗東・庄野靖志厩舎)は当時、まだ未勝利戦を勝ち上がったばかり。出走10頭中4番人気と、決して周囲の評価が高いわけでもなかった。
初の重賞挑戦で本賞金を加算できる2着という結果を踏まえれば、本来なら上々のデキのはずだ。
来年のクラシックへ向けての見通しも明るくなったのだが、四位騎手からは「結果的にですが、もうワンテンポ追い出しを遅らせてもよかったかもしれません。『じっくり溜めて、終いを活かした方が良い』という話を先生としていましたし、直線を向いてからもいい感じでしたが……」と敗戦の弁ばかりがこぼれた。
四位騎手がそう語る様に、最後方からレースを進めたスワーヴリチャードは、上がり最速の末脚で一度は先頭に立った。しかし、早めに抜け出した分、最後に甘くなってブレスジャーニーの強襲を許したのだ。その差は、わずかクビ差。悔しさもひとしおだろう。
かつてはウオッカとディープスカイで日本ダービー(G1)を連覇した名手が、それほどまでにスワーヴリチャードを評価し、その才能に惚れ込んでいるのだ。
その”情熱”は、年が明けても変わらない。3日、昨年の朝日杯フューチュリティS(G1)で四位騎手が2歳王者に導いたサトノアレスが、鞍上を戸崎圭太騎手にチェンジしてスプリングS(G2)に挑むという異例の乗り替わりがあった。
PICK UP
Ranking
5:30更新- 【秋華賞】チェルヴィニア、ステレンボッシュに重大な不安発覚?牝馬三冠最終戦は“マジックキャッスル級穴馬の下剋上も浮上”で波乱必至!
- 武豊の続投すら脅かした佐々木大輔と快進撃!関西の名トレーナーが「過去最高ペース」で勝ち星を荒稼ぎ
- 「13票生存」も1番人気でわずか1票!荒れに荒れたWIN5の怪…なくなったに等しいキャリーオーバーの魅力
- 【南部杯(G1)展望】王者レモンポップ連覇なるか! 新ダート王ペプチドナイルの巻き返しにも期待
- 【秋華賞(G1)展望】ステレンボッシュVSチェルヴィニアの女王対決! クイーンズウォーク、クリスマスパレードら前哨戦好走組にもチャンス
- 「助手席に誰も乗っていない」「同乗者は制止不可能だった」謎多きJRAの説明…憶測飛び交う角田大河の函館コース侵入
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- JRA・G1「トレンド継続」で武豊らにチャンス到来!? 秋華賞(G1)有力馬に騎乗する今年G1未勝利ジョッキーは?
- オーギュストロダン回避で「逆輸入対決」は実現せず…武豊、坂井瑠星に注目集まる凱旋門賞
- スピルバーグ、ラブリーデイが最後の勝利…天皇賞・秋の王道ステップに変化