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JRA武豊「復活」のカギは、あの世界の名伯楽!? 関係が疎遠になってしまった1頭の歴史的名牝の主戦降板劇とは

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武豊騎手

 競馬の第一人者として長年、競馬界をリードする武豊騎手。JRA通算勝利数では2位以下を大きく引き離し、歴代1位として君臨。今年10月には、通算4300勝を達成し、デビューから35年目の今もその記録を伸ばし続けている。

 しかし、その一方、武豊騎手は現在66勝で、過去18回獲得しているリーディングも現在13位とトップ10にも入れていない。かつて自身の公式HPで「年間100勝はノルマ」と公言しており、2019年は111勝、2020年は115勝と達成しているが、今年は非常に厳しい状況だ。

 そんな武豊騎手の復活のカギを握る人物の1人が、関西の名門・矢作芳人調教師ではないだろうか。

 矢作調教師といえば、昨年はコントレイルで牡馬クラシック3冠制覇、今年は米ブリーダーズC(G1)でラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌの2頭が勝利を挙げるなど、競馬界をリードする存在だ。

 昨年は重賞8勝を含む、年間53勝をあげ、自身3回目のリーディングトレーナーを獲得。今年もリーディング2位といま勢いに乗っている厩舎だ。

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リスグラシュー

 そんな矢作厩舎だが、かつてはリスグラシューの主戦に据えるなど、武豊騎手を重宝する傾向があった。しかし、二桁の騎乗依頼があった2015年~18年以降は、急激にコンビ結成が減少……19年4鞍、20年5鞍と落ち込み、今年に至ってはここまでわずか1度だけのコンビとなっている。

「過去に矢作調教師が管理していたリスグラシューと武豊騎手のコンビでG1に何度も挑戦しましたが、2着3回となかなか勝ちきれず。後にJ.モレイラ騎手やD.レーン騎手に乗り替わって宝塚記念(G1)、有馬記念(G1)などG1を4勝する名馬に成長。最後には、引退レースとなった有馬記念で当時現役最強馬と呼び声の高かったアーモンドアイに完勝し、年度代表馬に選出される躍進ぶりでした。

ちなみに武豊騎手がリスグラシューの主戦から降板したのが2018年。その後の騎乗数を見ると、やはりこの名牝が1つのきっかけになったのではと想像せずにはいられません」(競馬記者)

 ちなみに現在、矢作厩舎に所属する坂井瑠星騎手と古川奈穂騎手は共に憧れの騎手が「武豊騎手」と答えている。

 そんな後輩騎手達の憧れの存在として、結果を出せていない矢作調教師とのコンビを復活させることは、武豊騎手にとって年間100勝、そして前人未到の5000勝達成に必要なピースの1つと言えるかもしれない。2人での勝利は、競馬界をさらに盛り上がることにもなるはずだ。

(文=長尾りょう)

<著者プロフィール>
 はじめての競馬、ジャパンCで5番人気シュヴァルグランの単勝を当て、競馬にハマる。オルフェーヴルのように強いが、気性が荒く、成績にムラのある馬が大好き。今までで1番忘れられない馬券は、2018年の有馬記念ブラストワンピースの単勝。

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