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JRA“父親参観”横山典弘がAJCC(G2)に自信あり!? 「疑惑封印」狙うキングオブコージに隠し切れない勝負気配

JRA父親参観横山典弘がAJCC(G2)に自信あり!? 「疑惑封印」狙うキングオブコージに隠し切れない勝負気配の画像1

 23日、中山競馬場で開催されるアメリカジョッキークラブC(G2、以下AJCC)。

 中山芝2200mで争われるこの古馬重賞には、今年の飛躍を誓う中距離路線の素質馬が多数エントリー。昨年は菊花賞(G1)2着以来の競馬となったアリストテレスが、1番人気に応えて勝利した。今年もハイレベルと評される明け4歳世代のオーソクレースが、人気の中心となりそうだ。

 C.ルメール騎手が騎乗を予定している同馬を筆頭に、先週の中京で土日の重賞を制覇して勢いに乗る金子真人オーナーの所有馬ポタジェ、ボッケリーニなど、楽しみなメンバーが揃った。

 だが、強力メンバーの集まったこの舞台で、絶好の狙い目となりそうなのが、横山典弘騎手とのコンビで挑むキングオブコージ(牡6、栗東・安田翔伍厩舎)だ。

 19日現在、『netkeiba.com』における単勝予想オッズは、4番人気となっているが、オーソクレースが圧倒的な1番人気を予想されるだけに、この人気でも配当的な妙味は十分にあるだろう。

 その一方、ファンの脳裏に浮かぶのは、同じ中山の芝2200mで行われた昨年のオールカマー(G2)での敗戦かもしれない。このときは、骨折による長期休養明けということもあり、1年近いブランクも響いた。

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横山典弘騎手

 9着に敗れたとはいえ、鞍上の横山典騎手が無理をさせなかったのは、馬の状態を最優先する騎手だけに、ある程度の想定を出来た内容だった。

 さらには、最後の直線でターフビジョンをチラ見する姿に、三男の武史騎手が騎乗していたウインマリリンの動きを確認していたのではないかと噂された。レッドジェネシスに騎乗した昨年の日本ダービー(G1)でも、息子の姿を目で追う“父親参観疑惑”もあっただけに、ファンが過敏に反応したのかもしれない。

 今回もライバルとなるボッケリーニに武史騎手が騎乗するため、ファンも気が気でないだろうが、その心配は杞憂に終わりそうだ。

「陣営は順調な仕上がりをアピールしていましたが、オールカマーの敗戦は状態的にもやむを得ないでしょう。典さんも返し馬や道中の雰囲気で、まだ本調子ではないと判断したため、無理をさせなかったと思います。

5着に敗れはしましたが、むしろ前走の中日新聞杯(G3)の内容こそ評価したいです。このときは前走から10キロ増でデビュー最高体重。レース中も勝ち負けを意識した乗り方をしていましたから、ここが絶好の狙い目でしょう」(競馬記者)

 実際、改めてレースの映像を振り返ると、次走での変わり身を十分に期待できる走りだった。スローペースを味方に8番人気の伏兵ショウナンバルディが逃げ切り勝ちしたレースだが、8枠16番の外枠で外々を走らされる展開で見せ場を作った。

 まだ復調途上の状態ながらも、57キロの斤量は55キロだった勝ち馬より2キロ重い。叩き2戦目としてはさらなる良化を期待してもよさそうだ。

 さらに、ここでの勝負駆けを予感させる理由もある。

 当初は、先週の日経新春杯(G2)も視野に入れていたが、横山典騎手からの進言でAJCCへと切り替えたとのこと。かつて1勝クラスで伸び悩んでいたパートナーを、初コンビから4連勝で目黒記念(G2)を勝たせた名手の言葉なら信用してもいいはず。

 オールカマーこそ敗れはしたが、中山コースはそれまで2戦2勝と得意にしていたキングオブコージ。関東の大ベテランが自ら進言したとなると、状態に何の不安もなくなったということ。

 叩き3戦目のここは勝負気配がありあり。人気的にも絶好の狙い目となるのではないか。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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