真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.03.07 08:31

池添謙一は大舞台でなぜ勝てるのか? 昨年の有馬記念(G1)伏兵ヤマカツエース大健闘の”裏”に見えた「勝負師」としての執念
編集部
ただ、これはヤマカツエースが特別切れたのではなく、周到にレースプランを練り、それを徹底的実践し、乱ペースにも断固として動かなかった池添騎手の「技」が生み出した結果だ。
実際に有馬記念を除いて、ヤマカツエースがオープンクラスで上がり最速を記録したのは重馬場の福島記念(G3)の37.4秒と、稍重のファルコンS(G3)の35.9秒だけだ。基本的に切れる馬ではない。
有馬記念もメンバー最速とはいえ、あれだけ凄まじいペースだったからこそ1位といえる35.1秒。これは前年の有馬記念でいえば6位タイ。逃げて3着に敗れたキタサンブラックと同タイムとなる。
あれから3カ月。ヤマカツエースが”連覇”を懸けて金鯱賞(G2)に挑む。昨年の金鯱賞は、有馬記念とは逆に大外枠から終始外々を回らされる苦しい展開だったが、見事に勝ち切った。これで2000mの重賞は3勝目になる。
これまで何度もG1の壁に跳ね返されながらも、着実に力を付けてきたヤマカツエース。池添騎手との”共同作業”で繰り出した有馬記念の”豪脚”が、どの程度「騎手の力」によるものなのか……今回、そして次の大阪杯(G1)の走りで見えてくるはずだ。
目標となる大阪杯に有馬記念の1着馬と3着馬が不在である以上、4着馬の主戦を務める池添騎手が”色気”を持たないわけがない。もしかしたら2000mの大阪杯がG1に昇格したのを最も喜んでいるのは、この「勝負師」かもしれない。
PICK UP
Ranking
17:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬