GJ > 競馬ニュース > 中山牝馬S(G3)
NEW

マジックタイムのラストラン!中山牝馬S(G3)

【この記事のキーワード】, ,
マジックタイムのラストラン!中山牝馬S(G3)の画像1

 春が近づき、3歳世代のクラシック争いが本格化し始めたこの時期は、同様に4歳以上の牝馬たちによるヴィクトリアマイル(G1)への戦いも始まる。ヴィクトリアマイルの前哨戦となる中山牝馬S(G3)を制して本番へ弾みをつけるのはどの馬だろうか? 残念ながらここがラストランとなってしまうマジックタイムの最後の走りにも注目が集まりそうだ。

 マジックタイム(牝6、美浦・中川厩舎)はこのレースがラストランとなる予定だが、無事に完走するだけでなく結果も欲しいはず。昨年の中山競馬場では2戦2勝と相性が良いコースで、ダービー卿CT(G3)ではロゴタイプ、ターコイズS(重賞)ではレッツゴードンキなどの実力馬を相手にしての勝利。前走の走りを見る限りでは、まだまだ現役を続けられそうな気はするが、その高い能力を確実に次の世代に残すための英断だろう。今後マジックタイムの走りが見られなくなるのは残念なことではあるが、だからこそ最後の走りを記憶に焼き付けておきたい。

 そんなマジックタイムのライバルになるのが、4歳世代のパールコード(牝4、栗東・中内厩舎)とビッシュ(牝4、美浦・鹿戸厩舎)だろう。

 パールコードは昨年の秋以来の休み明け初戦ではあるが、秋華賞(G1)2着、エリザベス女王杯(G1)4着と活躍しているだけにここでも期待がかかる。重賞ではフローラS(G2)と秋華賞(G1)での2着が最高成績で、意外なことに未だ2勝馬。先行力が魅力の馬なので、スタートを決めて前々で立ち回ることが出来れば十分勝ち負けになるはずだ。出走時の体重増減が激しい馬なので、当日の体重には注意が必要だが、優勝候補なのは間違いない。

 紫苑S(G3)の勝ち馬であるビッシュも有力だ。オークス(G1)では3着の成績を残したが秋華賞(G1)は10着、ジャパンC(G1)でも16着と大敗からの再起戦となる。この馬も中山競馬場では2戦2勝と相性が良く、コース適性がありそう。紫苑Sで見せた直線での末脚は素晴らしいものがあり、ここでの能力は上位と言えるだろう。シンハライト、ジュエラーといった昨年の牝馬クラシックを賑わせた馬達の早すぎる引退により、この馬にかかる期待は当然大きい。ここで結果を残していい形で春を迎えたい。

マジックタイムのラストラン!中山牝馬S(G3)のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. JRA横山典弘「ポツン」について激白!「俺のポツンがあまり好まれていないことはわかってる」知られざる「2つ」のポツンと、それでも続ける理由とは
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
  8. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  9. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  10. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?