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【徹底考察】大阪杯(G1)サトノクラウン「週末の晴れ予報で”終了”?アッと驚く勝利と不可解な大敗を繰り返す『よくわからない馬』を徹底検証」

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 では、良馬場ではサトノクラウンはキレ負けして、ここ2年の天皇賞・秋のように惨敗するのか。それを今から検証したい。

 まず、一昨年の天皇賞・秋は予定されていた毎日王冠を使えないほどコンディションが悪い中での出走だった。それは7番人気という低評価が表しているし、17着という結果も度外視できる。

 実際に、この後再び休養に入り、しっかりと立て直された昨年の京都記念を3馬身差で圧勝。重馬場が良い方向に作用したこともあるが、この馬自身の能力もあってこその結果といえる。

 だが、次のクイーンエリザベス2世Cと宝塚記念が得意の稍重で、それぞれ12着と6着に敗退。後に同じシャティン競馬場の香港ヴァーズを快勝していることからも、香港の馬場はこの馬に合っており、宝塚記念と合わせて謎の多い敗戦だ。

 しかしその後、本馬が休養に入った際、休養先のノーザンファームに堀宣行厩舎から「疲れを取るだけで無く、メンタル面もケアして欲しい」というオーダーが入っている。

 実は、その頃からサトノクラウンにはレースを途中でやめてしまう精神的な問題があった。

 これは復帰初戦となる昨年の天皇賞・秋の直前にも問題視されており、陣営は「調教でも気を抜く面が目立ってきている」という理由からブリンカーをつけての追い切りを敢行。レースでも宝塚記念の時点からチークピーシーズを使用しており、天皇賞も引き続き使用するとのことだった。

 しかし、レースではその気を抜いてしまう面がモロに出る。3枠4番から勝ったモーリスと同じような絶好位につけるも、直線でズルズルと後退。下から3番目の上がりタイムで14着に大敗している。

 陣営もそのレースを「前に行ってスムーズに競馬ができたのにもかかわらず、負け過ぎ」と分析。「(レースを)止めてしまうところがかなり出てきている」と、その後は精神面のケアを第一に考えて調整することとなった。

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