GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】サトノクラウン  > 3ページ目
NEW

【徹底考察】大阪杯(G1)サトノクラウン「週末の晴れ予報で”終了”?アッと驚く勝利と不可解な大敗を繰り返す『よくわからない馬』を徹底検証」

【この記事のキーワード】, ,

 では、良馬場ではサトノクラウンはキレ負けして、ここ2年の天皇賞・秋のように惨敗するのか。それを今から検証したい。

 まず、一昨年の天皇賞・秋は予定されていた毎日王冠を使えないほどコンディションが悪い中での出走だった。それは7番人気という低評価が表しているし、17着という結果も度外視できる。

 実際に、この後再び休養に入り、しっかりと立て直された昨年の京都記念を3馬身差で圧勝。重馬場が良い方向に作用したこともあるが、この馬自身の能力もあってこその結果といえる。

 だが、次のクイーンエリザベス2世Cと宝塚記念が得意の稍重で、それぞれ12着と6着に敗退。後に同じシャティン競馬場の香港ヴァーズを快勝していることからも、香港の馬場はこの馬に合っており、宝塚記念と合わせて謎の多い敗戦だ。

 しかしその後、本馬が休養に入った際、休養先のノーザンファームに堀宣行厩舎から「疲れを取るだけで無く、メンタル面もケアして欲しい」というオーダーが入っている。

 実は、その頃からサトノクラウンにはレースを途中でやめてしまう精神的な問題があった。

 これは復帰初戦となる昨年の天皇賞・秋の直前にも問題視されており、陣営は「調教でも気を抜く面が目立ってきている」という理由からブリンカーをつけての追い切りを敢行。レースでも宝塚記念の時点からチークピーシーズを使用しており、天皇賞も引き続き使用するとのことだった。

 しかし、レースではその気を抜いてしまう面がモロに出る。3枠4番から勝ったモーリスと同じような絶好位につけるも、直線でズルズルと後退。下から3番目の上がりタイムで14着に大敗している。

 陣営もそのレースを「前に行ってスムーズに競馬ができたのにもかかわらず、負け過ぎ」と分析。「(レースを)止めてしまうところがかなり出てきている」と、その後は精神面のケアを第一に考えて調整することとなった。

【徹底考察】大阪杯(G1)サトノクラウン「週末の晴れ予報で”終了”?アッと驚く勝利と不可解な大敗を繰り返す『よくわからない馬』を徹底検証」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  2. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  3. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  4. 川田将雅「ルメール封殺」に絶賛の声! NHKマイルCを含む11戦8勝「川田祭り」で帰ってきたライバルに強烈な復帰祝い
  5. 横山和生「謎」の降板にファンから賛否の声…朝日杯FSで無敗の主戦に非情采配
  6. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  7. C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
  8. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  9. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  10. 【ヴィクトリアマイル(G1)展望】武豊×キャロットFがナミュールで「17度目の正直」狙う! J.モレイラ×マスクトディーヴァとの一騎打ちか