GJ > 競馬ニュース > ミッキーロケットが大阪杯  > 2ページ目
NEW

和田騎手「今回はゲートを出る」敗戦を糧にしたミッキーロケットが大阪杯に参戦! 日経新春杯と京都記念のラップ分析から見える「推し要因」とは…?

【この記事のキーワード】, ,

 もう一方の後半3Fはというと、京都記念のほうがコンマ4秒速いだけで、一見それほど差はないように見える。しかしこれは数字のマジックだ。このレースではヤマカツライデンが後続を大きく離して逃げたことにより、上がりが実質以上に遅く計時されている。

 実際に、ミッキーロケット自身の使った末脚は京都記念の方が1秒5も速い。これはつまり、京都記念が本質的にスローの瞬発力勝負だったことを表しているのだ。

 相手関係の違いはあるとはいえ、性質のまったく異なる両レースでの結果はミッキーロケットの能力を端的に表していると言っていい。要するに、スローの瞬発力よりも速いペースの持久力勝負で力を発揮するタイプなのである。

 ここで今年の大阪杯のメンバー構成を見てみよう。ハナを奪いそうなマルターズアポジーは生粋の逃げ馬。前走の小倉大賞典を前半34秒8のよどみない流れで逃げ切っており、大阪杯でもマイペースでブンブン飛ばす可能性が高い。

 加えて同型のロードヴァンドールがいることからも、ペースが緩むとは思いづらい。つまり、ミッキーロケットにとっておあつらえ向きの展開になることが予想されるのだ。

「日経新春杯で下したシャケトラが先週の日経賞を完勝したことにより、ミッキーロケットの評価も合わせて上昇しています。もともと使える脚の短いタイプですから、小回りへの舞台代わりも歓迎材料です。展開が向きそうなことを考えると、むしろ前走で出遅れたことで配当妙味が増してオイシイかもしれません」(競馬記者)

 とはいえ仮にペースが向いたとしても、本番で出遅れたのでは何もならない。果たしてミッキーロケットはゲート練習の成果を出すことができるだろうか。大阪杯スタートの瞬間はこの馬の一歩目に注目したい。

和田騎手「今回はゲートを出る」敗戦を糧にしたミッキーロケットが大阪杯に参戦! 日経新春杯と京都記念のラップ分析から見える「推し要因」とは…?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
  6. 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
  7. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  8. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  9. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  10. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?