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田辺裕信騎手の「不気味」コメントが気になる!? 皐月賞(G1)で”絶好調男”が伏兵アウトライアーズに懸ける「気持ち」

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 結果的に最後の直線入り口でも内で閉じ込められたアウトライアーズは、荒れた内側の馬場を通るしかなかった。そこから懸命に脚を伸ばして一度は先頭立ったものの、アドマイヤミヤビの強襲に遭い、最終的にはカデナにもハナ差だけ交わされている。

 だが、レース後に田辺騎手が「スタートでポンと出てしまい、前に壁も作れませんでした。直線に向いたときの反応は良かったのですが、掛かった分が響いた」とコメントしたように、決してスムーズなレースではなかった。カデナとの勝負付けは、まだ済んでいないはずだ。

 このレース以来の2000m戦となる今回の皐月賞。率直に述べて、折り合いに課題のあるアウトライアーズは、現状マイルがベストである可能性が高い。実際に前々走のひいらぎ賞(500万下)は、スプリングSを勝ったウインブライトにも完勝だった。

 ただし、皐月賞は古来より「速い馬が勝つレース」である。

 昨年、田辺騎手の手綱で安田記念(G1)を勝ったロゴタイプのように皐月賞からは、数多くの名マイラーが輩出されている。田辺騎手が前走後に「前が流れて、リズムは良かった」と話していた通り、ペースの上がる本番は折り合いに不安のあるこの馬にとってプラスだ。

 1週前追い切りでは美浦のウッドコースで5ハロンを68.5秒、ラスト12.3秒。馬なりのまま軽快な動きを見せたが、田辺騎手は「1回使って息は良くなったが、動きはもう少し欲しい」と単純に弱気とも、この馬に期待しているからこそ厳しくとも取れる”微妙な”内容だ。だが、これがある意味田辺騎手らしいともいえる。

 果たして、これが最終追い切り後にどう変化するのか。今年になって勝った重賞はいずれも中山コース。関東リーディング首位を走る「覚醒した男」が、そろそろクラシックの勲章を手にしてもいいはずだ。

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