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人生初のスマホゲットで予行演習も? 武豊「香港21戦」で見えた勝利の方程式

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人生初のスマホゲットで予行演習も? 武豊「香港21戦」で見えた勝利の方程式の画像1
ジャックドール 撮影:Ruriko.I

 今週末は日本で阪神JF(G1)、そして海を渡った香港では4つの国際G1レースが行われる。

 日本からは合計14頭が遠征し、香港スプリント(芝1200m)にはメイケイエール、ジャンダルム、ナランフレグ、レシステンシア。香港マイル(芝1600m)にはサリオス、シュネルマイスター、ダノンスコーピオン、香港C(芝2000m)にはダノンザキッド、パンサラッサ、ジャックドール、ジオグリフ、レイパパレ。香港ヴァーズ(芝2400m)にはグローリーヴェイズ、ウインマリリンという面々だ。

 どのレースも日本馬にチャンスはあると思われるが、本音としては外国人騎手よりも日本人騎手に頑張ってもらいたいところ。特に藤岡佑介騎手から武豊騎手に乗り替わったジャックドールに対するファンの期待は大きい。

 秋の天皇賞(G1)で4着に敗退したとはいえ、金鯱賞(G2)と札幌記念(G2)を制したように、芝2000mの実力は国内でも屈指のもの。そして父のモーリスは香港マイル、香港C、チャンピオンズマイル(G1)を制した香港の申し子ともいえる名馬。親子制覇の期待も高まる。しかも名手武豊騎手への乗り替わりとなれば、ファンの期待もうなぎのぼりだ。

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武豊騎手 撮影:Ruriko.I

 武豊騎手といえば、最近あることが話題になった。スマートフォンの購入である。

 今年53歳の武豊騎手は、海外遠征で必要となったため初めてスマートフォンを購入、アプリの扱いに四苦八苦しているという。これまでのレース映像を、いつでもどこでも自由に見ることができるわけで、ジャックドールが勝利した札幌記念などもチェックし、香港Cに向けた予行演習は十分といえそうだ。

 ちなみに武豊騎手はこれまで香港国際競走に21度騎乗し2勝している。内訳は以下の通りだが、全体的に騎乗数が多く成績もいいのは香港Cだ。

■武豊騎手 香港国際競走騎乗成績

・香港スプリント
2002年 ビリーヴ     12着

・香港マイル
1997年 シンコウキング  3着
2001年 Proudwings    9着
2002年 アドマイヤコジーン4着
2006年 ダンスインザムード12着
2012年 サダムパテック  6着

・香港C
1993年 ナリタチカラ   7着
1997年 サイレンススズカ 5着
2006年 アドマイヤムーン 2着
2013年 トウケイヘイロー 2着
2015年 エイシンヒカリ  1着
2016年 エイシンヒカリ  10着
2017年 スマートレイアー 5着

・香港ヴァーズ
1997年 エイシンサンサン 12着
2001年 ステイゴールド  1着
2006年 アドマイヤメイン 8着
2016年 スマートレイアー 5着

・クイーンエリザベス2世C
2007年 アドマイヤムーン 3着
2016年 ヌーヴォレコルト 6着
2019年 ディアドラ    6着

・チェアマンズスプリントプライズ
2019年 ナックビーナス  6着


 香港Cは7度の騎乗で1勝2着2回。特にエイシンヒカリとのコンビでの逃げ切りは、今回のジャックドールとイメージが重なるところもありそうだ。ただし、どちらかといえば今回は札幌記念と近いレースになるだろう。というのも、日本からは札幌記念にも出走した逃げ馬パンサラッサがエントリーしているからだ。

 天皇賞・秋でも2着に逃げ粘ったように、そのスピードを活かした逃げが同馬の真骨頂。ここで控えるという選択肢はまずありえない。よって、札幌記念同様にパンサラッサが逃げ、ジャックドールは同馬を見る位置取りになるだろう。

 馬群の中からも競馬ができることは札幌記念で証明しており、パンサラッサを目標にどのタイミングでGOサインを出すのか、武豊騎手の判断にすべてがかかっている。

 出走馬12頭中5頭が日本馬で、これまでの成績から力関係は把握。一方で外国馬勢は、今回と同条件のクイーンエリザベス2世C(G1)を含む3連勝中のロマンチックウォリアーが最大のライバル。さらに昨年の3着馬ロシアンエンペラーあたりが続くが、全体的に日本馬が優勢。特にパンサラッサの大逃げは外国馬にとって未知の展開となるだけに、出走馬で唯一本格化したパンサラッサに勝利した経験のあるジャックドールの優位は動かない。

 また、この香港Cはシャティン競馬場の芝2000mで行われるが、スタートしてすぐに1コーナーとなるため、枠順とスタートが鍵になる。

 外枠は過去の傾向からも圧倒的に不利。また右回りの平坦コースで、芝は札幌や函館で使用される洋芝のため、その適性も重要になる。直線は430mで阪神コースの内回り(Aコースで356.5m)と外回り(Aコースで473.6m)の中間といったところ。ジャックドールは今回2番ゲートを抽選でゲットし、まず枠順の不安はない。

 鞍上がこのコースを知り尽くす武豊騎手に替わったこと、絶好枠の2番、洋芝での実績、さらにパンサラッサに勝利した実力。これらの要素を考えると、武豊騎手とジャックドールのコンビが香港Cを制する可能性は非常に高いと考えられる。

 カタールで行われているFIFAワールドCで、日本代表はベスト8の壁を乗り越えることができなかった。日本の競馬が世界に通用することを、この香港で見せて欲しい。

仙谷コウタ

仙谷コウタ

初競馬は父親に連れていかれた大井競馬。学生時代から東京競馬場に通い、最初に的中させた重賞はセンゴクシルバーが勝ったダイヤモンドS(G3)。卒業後は出版社のアルバイトを経て競馬雑誌の編集、編集長も歴任。その後テレビやラジオの競馬番組制作にも携わり、多くの人脈を構築する。今はフリーで活動する傍ら、雑誌時代の分析力と人脈を活かし独自の視点でレースの分析を行っている。座右の銘は「万馬券以外は元返し」。

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