
日本ダービー(G1)最終トライアル、プリンシパルSは激戦必至!

6日(土)の東京競馬場メインレースではプリンシパルS(OP)が行われる。1着馬には日本ダービー(G1)の優先出走権が与えられるトライアルレースとなっており、日本ダービー(G1)に出走するには勝つしかないため、出走各馬は万全の状態で挑むことだろう。そんなプリンシパルS(OP)への出走を予定している有力馬を紹介する。
先団を見ながら競馬を進め、最後の直線で先頭を行く馬を捉える競馬が得意のダイワキャグニー(牡3、美浦・菊沢厩舎)が有力候補の筆頭だ。前走の弥生賞(G2)では2番人気に支持されたが、4コーナーで置いて行かれてしまうと直線でも伸びを欠き9着と大きく負けてしまった。レースの映像を見るとコーナーで内にもたれるところがあり、初の右回りのレースが敗因となった可能性もありそうだ。勝利を上げた新馬戦、セントポーリア賞(500万下)は共に東京競馬場でのレースで、今回は得意のコースに戻ってくる格好になる。すでにいい結果を残している相性のいい東京競馬場で、日本ダービー(G1)への優先出走権を獲得することは出来るだろうか。
チャロネグロ(牡3、美浦・大和田厩舎)の追い込みがここでも決まるのか注目だ。前走の山吹賞(500万下)はスタートをゆっくり出るとそのまま最後方を追走。徐々に進出を開始するも後方グループは変わらない。そこから最後の直線で豪脚を繰り出すと頭差で激戦を制した。ここまで2000m以上のレースを2勝しているのは出走予定メンバーの中ではこの馬だけで、距離適性という面では他よりも信頼できそうだ。2走前の共同通信杯(G3)では8着に敗れたが、これは直線で不利があった影響が大きく、基本的に直線は長いほうが持ち味は活きるだろう。スタートに若干の不安を抱えているが、そこがうまく決まれば十分勝負になる能力はある。
前走のニュージーランドT(G2)で期待を裏切ることになってしまったスズカメジャー(牡3、栗東・橋田厩舎)だが、巻き返しはなるだろうか。4コーナー後方の位置から大外を回って直線に入ると、伸びてはいたものの前との差を詰め切るまでには至らず6着に敗れた。それでも、あの位置取りから勝ち馬と0.4秒差まで迫ったこと、前走が初めて経験した多頭数でのレースだったことを考慮すれば、それほど悪い内容ではない。前走の経験を活かした競馬をすることが出来れば、末脚はしっかりしているだけに期待が持てる。
PICK UP
Ranking
11:30更新【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 天才・武豊が、世界に誇る正確無比の「時計」 逃げ馬キタサンブラックは何故いつも崩れないのか? 現役王者の”逃亡劇”を支える秘密