「絶対にハズレない馬券術」が抜群の破壊力! C.ルメール、横山武史らが有力馬騎乗も関係なし…予想をやらなくても「ボロ儲け」のカラクリとは?
クラシックを占う意味でも、重要な一戦となった先週の京成杯(G3)。勝ったのは、横山武史騎手の2番人気ソールオリエンスだった。
下馬評ではセブンマジシャン、ソールオリエンス、シャンパンカラーが3強を形成。3番人気のシャンパンカラーこそ6着に敗れたとはいえ、2番人気のソールオリエンスが1着、1番人気のセブンマジシャンが3着に入ったのだから、ファンの見解はほぼ正しかったといえるだろう。
とはいえ、上位人気の3頭中2頭が3着内に好走したにもかかわらず、3連複や3連単などの3連系馬券を外してしまったファンも少なくなかったはず。というのも、2着に入ったのが、9頭立てで最低人気のオメガリッチマン(牡3、栗東・安田翔伍厩舎)だったからだ。
それにより、2番人気→9番人気→1番人気の決着で3連複は1万1010円、3連単は9万3740円の高配当となった。「オメガリッチマンさえ拾えていれば」と、肩を落とした方も多くいたのではないだろうか。
しかし、予想に1秒もかけずに馬券を的中出来て、収支もプラスにする抜け道があったとしたら、どうだろう。そんな夢のような攻略法があるのなら、誰もが迷わず選択するはずだ。
結論から話せば、それは全頭のボックス買いな訳だが、結果的に今年の京成杯に関しては、やってもよかった。いや、やるべきだったのかもしれない。
「絶対にハズレない馬券術」が抜群の破壊力!
仮に全頭BOX買い(※以下、1点につき100円計算)の荒技にでても、3連複が84点(8400円)で3連単は504点(5万400円)がかかるのみ。つまり、何も考えないで馬券を購入しても儲かったという訳である。
ただ、今回は偶然にも高配当となったが、全頭BOX買いをしても大抵は、マイナスになるケースが殆どだ。
同じように7頭立ての少頭数で行われた2週前のシンザン記念(G3)は、2番人気→3番人気→4番人気のほぼ順当決着。配当も3連複が1290円、3連単が5520円と堅めだった。このような場合は、仮に全頭BOX買いしていても3連複35点(3500円)、3連単210点(2万1000円)で、赤字になっていた。
とはいえ、全頭BOX買いの魅力は、何といってもハズレが100%ないことだ。人気サイドの決着で、ガミる(払戻が賭け金を下回る)ことはあっても、購入額全てがゼロになるという最悪の事態を回避することが可能。あれこれ悩んだ挙句に馬券を外すぐらいなら、全頭BOX買いが見事にハマることもある。
かといって、このような「奇策」を現実的に使える機会は、そう多い訳でもない。ちなみに18頭立ての場合、3連複でも816点(8万1600円)、3連単なら4896点(48万9600円)も必要となってしまう。現実的には、9頭立てまでくらいが望ましいか。
ただ、今年の3歳世代の重賞は、もしかしたら少頭数で行われるケースがまだありそうな感じだ。
ちなみに京成杯と同じ9頭立てで行われた昨年のサウジアラビアRC(G3)では、断然人気のノッキングポイントが4着に敗れ、3連複1万5130円、3連単12万9400円と波乱に終わった。
来月にはきさらぎ賞(G3)、クイーンC(G3)、共同通信杯(G3)など、3歳世代の重賞が3レース控えているだけに、次の機会があるなら思い切って試してみても面白いかもしれない。
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