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C.ルメール「バカンスモード」終止符も…期待の新馬1番人気「圏外」に厳しい声

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C.ルメール騎手

 15日、中山競馬場の6Rに行われた3歳新馬戦(ダート1800m)は、北村宏司騎手の6番人気ボールドゾーンが、2着に3馬身半差をつけて快勝した。

 管理する木村哲也調教師はレース後、「まだ若い面はあるが、乗り込み量の豊富さでカバーできました」とコメント。イクイノックスで2022年のJRA年度代表馬のタイトルを獲得した同トレーナーは、これが今年の初勝利にもなった。

 一方で、1番人気に推されたものの4着に敗れたのが、C.ルメール騎手が騎乗したレッドフローガ(牡3歳、美浦・加藤征弘厩舎)である。

 ロードカナロア産駒の同馬は先月美浦に入厩後、順調に乗り込まれて仕上がりの良さをアピール。近親にはマイルG1で2着に2回入り、引退後にはインドで種牡馬入りしたフィエロがいる。

 ちなみに母のロマンシングジェムは中山ダート1800mで3勝をあげており、姉フラッシングジェムも同舞台で新馬勝ち。一族が得意にしているコースだけに、今回レッドフローガが初陣で人気を集めることになったのも頷ける。

 レースでは最内1番枠から五分のスタートを切るも、やや位置取りを下げて中団前目を単騎で追走。砂を被るポジションにいたこともあってか、終始追っ付け気味になりながら勝負どころへと向かう。

 4コーナーでは外々を回って最後の直線へ。ルメール騎手のステッキに応えゴール前では追い上げを見せたものの、前3頭には一歩届かずにフィニッシュしている。

「結果的には最初のポジション争いで後手に回ったのがラストまで響いた格好でしょうか。またエンジンの掛かりもやや遅いタイプに見えたので、本質的には広いコースの方が向いていると思われます。

ただ、初戦から砂を被って揉まれるなど色々と経験できたのは馬にとってはよかったのではないでしょうか。5月の遅生まれだけに、本当に良くなるのはこれからでしょう」(競馬誌ライター)

期待の新馬1番人気「圏外」に厳しい声

 1番人気で敗退したこともあり、レース後のSNSやネット掲示板などには「もう少し前につけてほしかった」「ルメールはまだバカンスモードか」「もう春まで休んでいてくれ」など、鞍上に対して厳しい声が多く寄せられていた。

 毎年恒例となっている正月休みを挟んで9日から乗りはじめたルメール騎手だが、このレースを含めて11戦全敗。3着以内すら1度もなかったことから、一部ファンの声がやや荒くなったもの無理はないか。

 ただ、この敗戦でいよいよスイッチが入ったか、同騎手は次の7Rで1着に入り今季初白星。続く8Rでも連勝を飾るなど、ようやくエンジンに火が付いた印象だ。

 レッドフローガについてルメール騎手はレース後、「まだ緩く、ジリジリとした脚でした」と敗戦の弁を述べている。継続騎乗する機会があれば、次こそは今回の借りをきっちりと返してほしいところである。

冨樫某

冨樫某

キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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